三好市は13日、台車の追突事故で運休していた東祖谷の奥祖谷観光周遊モノレールの運行を、約1カ月ぶりに再開した。前方の台車の電源が落ちて急停止した際、後続の台車の衝突回避センサーが作動しなかったことが追突の原因とみられることから、各台車に緊急停止スイッチを新設するなどの再発防止策を講じた。 事故は7月14日午前に発生。追突された台車に乗っていた女性2人が軽傷を負った。市の調査では、けがをした2人が乗った台車は、レール下の架線と台車との間に何らかの障害物が挟まったために送電が止まり、台車の電源が落ちて急停止。後続の台車に設置している衝突を回避するためのセンサーも作動せず、追突したとみている。 このため市は、架線付近の点検や清掃を今まで以上に重点的に実施。その上で、各台車の前部に乗客が手動で台車を止めることができるスイッチを新設し、衝突を回避できるようにした。 このほか市は「台車のモーター