全日本プロレスを退団したプロレスラー・武藤敬司が10日、東京都内で会見を開き、新団体「WRESTLE-1」の旗揚げを発表した。同団体には武藤のほか、船木誠勝、カズ・ハヤシ、近藤修司、田中稔ら選手11名、練習生3名、所属リングスタッフ4名が参加。旗揚げ戦は9月8日(日)東京ドームシティホールで開催する。なお、団体の運営は武藤が社長を務める「株式会社GENエンターテインメント」が行う。 武藤は「このたびはご迷惑をおかけして、誠に申し訳ありませんでした」と、まずは全日本プロレス分裂に伴うゴタゴタ劇に対して深く頭を下げると、「来年でプロレス生活30周年。これまで闘魂やアメリカンプロレス、王道プロレスを学び、また経営に携わることもできたことで、失敗も多くありましたが、自信にもつながり、新団体を旗揚げすることに決めました」と経緯を説明した。 団体名の「WRESTLE-1」に関しては、2002年から
夕暮れ時の神宮球場に鳴り響くギターリフ。その軽快なサウンドに促されるように、背番号3がゆっくりとバッターボックスに向かう。空には薄明かりが残り、まだどことなく柔らかい空気の中で流れるドゥービー・ブラザーズの『ロング・トレイン・ランニング』を聞くのが、密かな愉(たの)しみだった。 福地寿樹(ふくち・かずき)が自身の登場曲として1970年代の全米トップ10ヒットをセレクトしたのは、12年間在籍した広島を離れ、西武へ移籍してからのことだった。新しく本拠地となったインボイスSEIBUドーム(現西武ドーム)の景色に合う曲は何か、と考えて選んだという『ロング・トレイン・ランニング』は、2008年に東京ヤクルトの一員となってからも登場曲として引き継がれ、神宮の杜(もり)を舞台に福地の車輪はフル回転した。 この年、5年連続盗塁王の実績を持つ赤星憲広(当時阪神)との苛烈な争いを制し、42盗塁で初のタイト
「水戸市と言えば?」と問われて、貴方はまず何をイメージするだろうか。とりあえず、水戸ホーリーホックは置いておくとして。 名物の水戸納豆だろうか。それとも「日本三名園」のひとつ偕楽園だろうか。はたまたNHKの地震速報で水戸放送局の定点カメラが映し出す、水戸芸術館のオブジェだろうか。いやいや、水戸のパブリックイメージといえば、やはり何と言っても水戸黄門であろう。「じゃん、じゃじゃじゃじゃん、じゃじゃじゃじゃん、じゃじゃじゃ、じゃんじゃん」というボレロのようなイントロの主題歌でおなじみのテレビシリーズは、1969年の放映開始から43回ものシリーズを重ね、昨年12月19日をもって最終回を迎えることとなった。 「水戸黄門が終了した今、水戸の看板を背負い、水戸を全国に発信する存在は何かといえば、ホーリーホックなわけです。去年の選挙の際、わたしはスポーツ文化の重要性を訴えてきましたが、水戸黄門の放送
1−0で迎えた前半39分、鈴木隆行が鋭くえぐるようなドリブルでボックス内に侵入する。たまらずに相手DFがファウルで倒してしまい、水戸ホーリーホックにPKのチャンスが与えられる。鈴木はこれを落ち着いて決め、ケーズデンキスタジアム水戸のスタンドが歓声で沸き立った。しかし喜びもつかの間、アウエーの京都サンガFCは、すぐさま久保裕也のゴールで1点差に詰め寄る。6月24日に行われた、J2第21節、水戸対京都の試合は、予想外にスリリングなゲーム展開となった。 水戸は後半2分にもPKを得て、これを橋本晃司がきっちり枠に収めて3−1。結局これがファイナルスコアとなった。ホームで勝ち点3を積み上げたものの、水戸の順位は11位と変わらず。それでも6月2日以来4試合ぶりとなる勝利を、非常に相性の悪い京都相手から挙げたのだ(これまでの対戦成績は水戸の2勝5分け12敗)。水戸サポーターにとっては、試合内容も結果も
ショウタイムのルッツ会長がグローリーへの売却譲渡について声明を発表、その中には再びファイトマネー未払いを続けている新K−1への非難も盛り込まれている【ベン・ポンティア】 欧州最大規模のキックボクシングイベント「IT’S SHOWTIME」のサイモン・ルッツ会長が2日、グローリー・スポーツ・インターナショナルへのイッツ・ショウタイム売却譲渡について公式声明を発表した。 その中ではショウタイムをライバルイベントでもあったグローリーへ売却した経緯や、その理由などが語られている。その一方で、協力体制にあった新K−1がまたも選手へファイトマネーを支払っていない現状を告白。「彼らは契約を破ったのです」、「新K−1への信を失いました」と非難している。 以下は、ルッツ会長のプレスリリース全文。 ■「グローリールの明確な計画に深く感銘を受けました」 グローリー・スポーツ・インターナショナルへのイッツ・シ
カンボジア代表として、ロンドン五輪のマラソンに出場する猫ひろし。さまざまな意見が飛び交っている【写真は共同】 お笑い芸人の猫ひろしが、3月25日にロンドン五輪のカンボジアマラソン代表に決定した。彼は2011年6月にカンボジア国籍を取得し、その後、五輪代表を目指してマラソンレースに出場していた。自己ベストは 今年3月の別府大分毎日マラソンで出した2時間30分26秒。これは五輪の参加標準記録(A:2時間15分0秒、B:2時間18分0秒)には遠く及ばなかったが、特別出場枠での参加が決まった。 猫ひろしが国籍変更をした当初から賛否の声はあったが、代表決定以降は世論から様々な意見が出てきている。 まず、カンボジアの国籍取得方法をみてみたい。国籍取得に関しては様々な条件が設けられている。 <主な条件> 1)同国に7年以上継続して居住し、クメール語、歴史を理解していること 2)カンボジア国籍を
いよいよ目前に迫ったプロ野球開幕。それは2010年の途中からスタートした物語の、新たな1章が始まることを意味している。小川淳司監督率いる東京ヤクルトスワローズのストーリーだ。 2010年5月に小川監督が「監督代行」という形で指揮を執り始めてから、ヤクルトはさまざまな物語を紡いできた。10年シーズン後半は「メークミルミル」と呼ばれた奇跡的な復活劇を見せ、昨年は新スローガンの『POWER OF UNITY 〜心をひとつに〜』さながらにチーム一丸となっての快進撃で、終盤までセ・リーグのペナントレースをリードした。ところが最後の最後で首位を奪われ、まさかのV逸。クライマックスシリーズ(CS)でも中日に敗れ、「2011年」章のエンディングはホロ苦いものになってしまった。だが、失意の中で気が付いた。ストーリーは完結したわけではない。まだ、続きがあるのだと……。 そして、間もなくスタートする2012
クラブOBで元ブラジル代表DFのジョルジーニョ新監督が率いる新たな体制をスタートさせた2012年の鹿島アントラーズ。しかし開幕から予想外の苦境に直面した。J1では2連敗を喫して94年以来の単独最下位に沈み、常勝軍団の危機もささやかれていた。だが、20日のヤマザキナビスコカップで好調・ヴィッセル神戸を2−0で撃破。ようやく待望のシーズン初白星を飾った。 2011年3月11日に東日本大震災が発生してから1年。「東北の被災地の人たちを勇気づけられるように、自分がサッカーで頑張ってる姿を見せたい」と言い続けてきたキャプテン・小笠原満男にとって、大迫勇也の先制弾を演出して今季初勝利に貢献したことは、新たな一歩を踏み出す大きな力になったはずだ。 ■被災地への思いから「東北人魂」を設立 ちょうど1年前の今ごろ、小笠原は東北の被災地でボランティア活動をしていた。鹿島が活動休止に追い込まれた直後、妻と子供
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