「うちの母親は、2月が好きなんだって。配達の仕事してて、1カ月で靴を1足履きつぶしちゃうんだけど、2月は短いから、靴の傷みが少なくて得した気分になるからって」 以前、友人からそんな話を聞いた。 自分も子どもの頃は、「2月は学校行く日が少ないから楽チン!」なんて思っていたけど、そもそも1月や3月は31日まであるのに、なぜ2月だけが基本28日なんでしょう? 今年は、うるう年といっても、増えて29日! この差はいったい……? 調べてみると、国立天文台HPに、もともと古代ローマ時代には、3月が1年の始めとされ、その後、年の始めが1月に変わったものの、習慣が一部だけ残ったという説明があった。 さらに、1年の長さは365日でも366日でもない、その間の小数点を調整しなければいけないため、「うるう年」をつくったわけだが、ここで影響を受けたのが、2月だったらしい。 「2月は、かつては1年の終わりの月だった