ドイツの金融最大手、ドイツ銀行は、傘下のイギリスの保険会社を日本円にして1200億円余りで売却することを発表し、市場で経営不安が広がる中、中核ではない事業の売却などで資金を確保し、懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがあると見られます。 こうした中、ドイツ銀行は28日、傘下のイギリスの保険会社をイギリスの大手保険グループに、日本円にして1200億円余りで売却することを発表しました。 ドイツ銀行としては、中核ではない事業の売却などで資金を確保し、市場で広がる懸念を払拭する狙いがあると見られます。 ドイツ銀行はドイツ最大手の金融機関で、経営難に陥ればヨーロッパ全体の金融システムに悪影響が広がって、世界の金融市場に混乱を招きかねないだけに、和解金をめぐるアメリカ司法省との交渉の行方が注目されています。