4日のロンドン外国為替市場ではドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は一時1ドル=116円台をつけて、およそ5年ぶりの円安ドル高水準になりました。 4日のロンドン外国為替市場ではインフレ懸念を背景にアメリカの長期金利が上昇し、日本との金利差が拡大していることから、東京市場に続いてドルを買って円を売る動きが強まりました。 このため円相場は一時1ドル=116円台前半まで値下がりし、2017年1月以来およそ5年ぶりの円安ドル高水準となりました。 市場関係者は「アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会がインフレを食い止めるために早期に利上げするとの観測があるため、日本とアメリカの金利差が意識されやすくなっていて、円売りドル買いの動きにつながっている」と話しています。