同店は1953(昭和28)年に初代オーナーの奥田政子さんがオープン。銀座のダンサーだった政子さんの明るい人柄が愛され、店内の40席が開店時から埋まる人気店になった。1984(昭和59)年に政子さんが亡くなってからは、高校生のころから同店の客で、1964(昭和39)年ごろから共同経営者だった福島信吉さんが後を継いだ。現在も数千枚を超えるレコードが棚に並び、「隠れ家」の雰囲気を漂わせるたたずまいに引かれ足を運ぶファンも多い。 閉店が決まってから店内に置かれたノートには「40年、通いました」「19歳の時から、ずっと通って25年になります」など思い思いのメッセージがつづられている。 閉店について、福島さんは「時代の流れ」と話す。「政子が亡くなったときを含め、これまで何度か閉めようと思ったこともあったが、その度にお客さんに止められた。マサコを愛してくださった皆さんには本当にありがとうございましたと言
![下北沢のシンボル、「ジャズ喫茶マサコ」閉店-56年の歴史に幕](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5b766964209c63268d67b9d14670a103d305a403/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.keizai.biz%2Fshimokita_keizai%2Fheadline%2F1253255923_photo.jpg)