エンターテインメントの中心であったハリウッド映画は、産業として終わりを迎えつつある。そのような状況を、16本の作品批評を通して詳らかにしたのが、『ハリウッド映画の終焉』だ。本書の著者、宇野維正氏と、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ―コンテンツ消費の現在形』などで知られるライターの稲田豊史氏が対談。前編に引き続き、コンテンツ過多の時代の映画との向き合い方や、批評家の役割までを語り合う。 左:宇野維正 氏 稲田豊史 氏 ◆もはや新作は追わなくていい? コンテンツが多すぎる問題 稲田 今、人類にとってコンテンツが多すぎると思うんです。僕、アメコミ映画のMCU(Marvel Cinematic Universe)は一時離脱中で。ほぼ映画だけで展開していた頃は追えていたけど、Disney+で配信が始まった『ワンダヴィジョン』あたりが最後でしたね。以降は主だった映画作品しか観てません
松本人志さんの映画が好きなんですがもう長年監督をつとめなくなってしまっています。 ただ年月が経った事によりじわじわと当時の世間の評価に薄い世代が先入観なく観て楽しんでる人が増えてきてる感じがします。 古着屋シミーというYouTuberの方の松本映画評が面白かったです。 松ちゃん作品ってそういう風に観た方が絶対いいと思う。海外とかで熱狂的なファンが生まれるのもなんかわかる気がします。以前もTwitterで呟いたのですが「MVを流し観る感じ」の味わい方なんだと思う。電気グルーヴの『モノノケノダンス』のMVとかと面白さが近いと感じています。 なので「ダウンタウン松本人志」という先入観を捨てて観ないといけない。 そこで初めて「なんかよくわからん」って感想を抱けるんだと思う。そしてその「なんかよくわからん」が好きか嫌いかというとこから批評とか考察がスタートするような感じ。まぁそれが映画である必要があ
タイトルのとおりです。 元記事はこちら。 「推しを生け贄にはしたくない」ファンがアイドルを消費しないために考えたいこと 【社会学者・ハン・トンヒョン×小島慶子①】 | 小島慶子のBTS研究所 | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/4) エッセイスト・タレントの小島慶子さんによる連載「BTS研究所」、社会学者・ハン・トンヒョンさんとの対談記事がTwitterタイムラインに流れてきました。興味のある人は、↑のリンククリックして読んでください。あんまり引用もしたくないので(自分のブログにあんな醜悪な振る舞い、載せたくないンゴ〜)。 AKB的なシステムを通して女性を「搾取(雑概念)」「消費(雑概念)」していた「おじさん(雑概念)」たちのように、BTSを「消費(雑概念)」したくない、彼らは良き行いをしている、しかしそれを期待することがすでに「加害(雑概念)」なのではない
2月13日に発表された10日~12日 の全国動員集計(興行通信社調べ)によると10位にランクイン。ミニシアター系にもかかわらず多くの人が劇場に足を運び、好調なスタートを切りました。 コラムニストの故・高山真さんの自伝的小説を映画化した本作について、ゲイライターのサムソン高橋さんに綴ってもらいました。(以下、サムソン高橋さんの寄稿です。) 『エゴイスト』の映画評の話をいただいたが、その時期が公開直前だったため、外国特派員協会という特殊な場所での試写となった。 丸の内ど真ん中の立派な会場、ふかふかの絨毯(じゅうたん)、半数を占める外国人記者と残り半数は文化的偏差値の高そうなマスコミ関係者、という普段の自分(赤羽の肉体労働バイトおじさん)からはかけ離れた環境にとまどいながら、それでもコロナの関係か隣人と微妙な距離の客席と遠くで小さく光るスクリーンに、おそらくこの会場にいる他の誰も思い浮かばない連
2015年に結成され、メンバー個別の活躍もめざましい5人組ボーイズグループのCUBERS。彼らが所属するつばさレコーズでは、2021年10月1日に「つばさ男子プロダクション」(略称:つば男)が設立され、そこでTHE SUPER FRUITと世が世なら!!!の2グループが結成された。現在では、つば男KIDSもおり、ボーイズグループのファミリー展開の様相を呈している。さらに、EBiDAN NEXTやボイメンエリア研究生など、他の事務所のボーイズグループとも積極的にイベントを開催しているのも特徴だ。 この記事では、THE SUPER FRUITと世が世なら!!!の音楽性、そしてつばさレコーズというレーベル・事務所の伝統の両面に注目し、つば男のチーフマネージャー・堀切裕真のコメントも織り交ぜながら、両グループを紹介していきたい。 つば男には、CUBERS、THE SUPER FRUIT、世が世なら
今年のM1、予選の最後に出てきた「もも」っていうコンビの漫才がこの令和の世になってまで”ルッキズムでオタクをバカにする内容”でウンザリした、というお話ですよ 彼らのネタは公式でアップされているのでここ見て https://www.youtube.com/watch?v=VXmL-RUBouQ きっと彼らはM1なんて大舞台に立てるだけのものすごい実力があってものすごい努力もしてきたのだろう だからこそルッキズムで人をバカにするのはやめてほしいのよ 要は (あえてこの表現するの許して欲しいのだけど) 「強面顔」と「オタク顔」のコンビがそれぞれ顔のイメージと違うものを欲しがる、ギャップネタ 強面顔がみんなのためになるもの欲しがったりするのが笑いになっている様だけど これがまあ、ルッキズム万々歳のひどさで オタクの風体のやつ=違法ダウンロードしている=漫画村を運営している=鉄道博物館が好きそう=プ
柳美里さんから編集部に連絡があったのは6月下旬のこと。岸田國士戯曲賞の選評が掲載されず選考委員を辞することになった、ついては選評と経緯を説明する文章を発表できないかとの相談でした。原稿を拝見し、編集部で議論のすえ、掲載を決定しました。ゲンロンもスクールや新人賞を主催しています。他社である白水社さん主催の選考について、第三者であるゲンロンが批判を掲載することにはリスクがあります。非難もあるかもしれません。けれども、岸田國士戯曲賞は有名な賞で歴史も長く、柳さんも影響力のある作家であり、内容的にも必ずしも戯曲賞および白水社さんを一方的に批判するものではないことから、公表には公共性があると判断しました。掲載にあたっては、柳さんと相談し、個人名を割愛するなど最低限の編集を施しています。本原稿の公表が、演劇界での議論の活性化につながることを期待します。(東浩紀+上田洋子) 岸田國士戯曲賞の選考委員を辞
お笑いコンビ・ハライチ(澤部佑、岩井勇気)がMCを務め、元テレビ東京プロデューサーで現在フリーの佐久間宣行氏が総合プロデュースを担当するバラエティー番組「ハライチのYAMi」が、バーティカルシアターアプリ「smash.」にて配信されている。 第1話「こんなOP嫌だ」に始まり、ラランド、さらば青春の光の森田哲矢らをゲストに招いた第2・3話「芸能界毒だし闇エステ」、岩井考案のアニメ、ゲーム、アイドルの世界とのコラボ企画などを予定している。 このほど、ハライチと佐久間氏の二組にインタビューを実施。タッグを組むことになった経緯、お互いの印象、さらには、澤部・岩井から見た「ラジオパーソナリティ・佐久間宣行」のすごさなどについて語ってもらった。
少年隊「まいったネ 今夜」ニッキこと錦織一清に目を奪われた! 1989年 6月19日 少年隊のシングル「まいったネ 今夜」がリリースされた日 2020年、筒美京平逝去でハマった少年隊 2020年、私は少年隊にハマった。 1967年生まれの私は彼らと同世代。もちろん、1985年に少年隊が華々しく「仮面舞踏会」でデビューしたときのことは覚えている。だが、彼らのことは「あぁ、王道のアイドルね」くらいにしか思わなかった。この頃の歌番組では、チェッカーズや吉川晃司といった、やんちゃでとんがったアイドルに目がいき、正直ジャニーズは霞んで見えていた。 今になってハマったきっかけは、2020年秋の筒美京平逝去。追悼特集などで、テレビやラジオから流れる筒美作品の素晴らしさに改めて心を打たれ、某動画チャンネルの自動再生でさまざまな筒美作品を流していた。そのときに現れたのが、筒美作品を歌う少年隊だ。 「仮面舞踏
漫画の内容を3行で 元・片付けられない人だったけれど今は普通に片付けられるようになった著者のなぎまゆさんが、お友達(腐女子)の荒れた部屋の片付けを皮切りにスタートしたコミックエッセイ。 片付けられない人にとっての「あるある!」を楽しみながら、種類ごとの片付け方法が学べます。 著者が片付けられなかった時代と変わったきっかけ、お友達のその後を通して片付けの真髄が見えました。 紙って重たい このときの片付けで捨てた紙類が100kgあったと書いてあるのを見てびっくりしました。 しかも本や雑誌は一切含めないで。 紙って1枚1枚は軽いけれど、溜まると本当に重いです。 元汚部屋の私が共感した言葉 片付けに必要なのは 几帳面な人になる努力ではなく 自分の性格に合った収納環境を作る工夫だと思う 32ページより 思い切り実感しています。 几帳面な人になって丁寧な暮らしをしようとしていたときは、一度思い切り片付
メトロンズ『副担任会議』という舞台を観に行ってきた。クラブハウスで、出演者であるしずるの村上から誘われて、4月21日赤坂レッドシアターへ足を運んだ。出演者はしずる、ライス、サルゴリラの6人。約90分の舞台。客演で芸人が劇団の舞台に出ることはよくあるが、芸人だけで作り上げる舞台というのは意外とない。結論から言えば、非常に良かった。ストーリー、台詞回し、キャラクター、笑いどころ泣かせどころ、メッセージ性。全てがバランス良く織り込まれていて、観ていて心地よかった。期待はしていたが、期待以上のものを見せてもらった。たまに誘われて観に行く劇団の舞台なんかだと、チープな笑いというか、笑わせようとしている感が強くて笑えないことが多々あるのだが、流石になかった。加工アプリで盛ってる女子と、食続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
信じられない内容 テレビ朝日『報道ステーション』のCM動画が炎上した。このCMを初めて見た時は「トンチの一種かな?」と思った。 報道番組がこんなヤバいCMを世に出すなんて、意味不明だったからだ。 だが、どれだけ目を凝らしても「よーし、女をバカにしたCMを作るぞ!」という意図しか感じない、ミソジニー(女性蔑視)の金太郎飴みたいな内容だった(後述の通り、意図がなかったとしても圧倒的にヤバい)。 CMでは、若い女性が「ただいま」と画面に向かって話しかける。 「会社の先輩、産休あけて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっごいかわいくって」 「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」 「化粧水買っちゃったの。もう、すっごいいいやつ。それにしても消費税高くなったよね。国の借金って減ってないよね?」 「9時54分。ちょっとニュース見ていい?」
(※)本記事は、映画『花束みたいな恋をした』、ドラマ『それでも、生きてゆく』のストーリーの核心に触れる部分を含みます。 「ちゃんと楽しく生きたいよ」 1月29日に公開された映画『花束みたいな恋をした』が、ヒットを続けている。興行収入は30億円を突破し、様々な世代の人々がこの作品について熱心に語っている状況だ。テレビドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『カルテット』などで知られる坂元裕二が、2007年の『西遊記』以来久々に脚本を手がけた映画作品として注目を集めていた本作だが、従来の彼のファンにとどまらず、幅広い層にその魅力が届いていると言えるだろう。 ではこの映画のいったいどんな部分が、こんなに多くの人々を惹きつけているのだろうか。作品内で羅列されるサブカルチャー群について、ついつい語りたくなってしまうから? 恋愛における「あるある」的描写のリアリティに参ってしまうから? 学
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