フランスのセバスチャン・ルコルニュ軍事相は8日、ミラージュ2000戦闘機をウクライナに引き渡す時期は2025年1〜3月期になると明らかにした。 ルコルニュによると、フランスのダッソー社が手がけるこの無尾翼デルタ翼の超音速機は引き渡し前に「空対地戦闘や電子戦防御用の新たな装備」が搭載されるという。 どうやら、今年6月にフランスのエマニュエル・マクロン大統領が供与を表明して以来、観測筋がうすうす予想していたことが裏づけられたようだ。ウクライナ空軍は新たに取得するミラージュ2000も、現有の旧ソ連製MiG-29戦闘機、Su-24戦闘爆撃機、Su-27戦闘機にすでに懸吊させているのと同じフランス製弾薬で武装させるのではないか、という予想だ。弾薬は具体的に言えばSCALP-EG巡航ミサイルやAASMハマー滑空爆弾である。 最大250km先の地上目標を精密攻撃するための武装をした単発単座のミラージュ2