学習のポイント CPUが命令を実行するには、命令の対象となるデータをメモリから演算装置へもってくる必要があります。それには、メモリ上でのデータの格納場所(アドレス)を指定する必要がありますが、ここではその方式について学習します。 キーワード CPU、レジスタ、アドレス指定方式、直接アドレス指定、間接アドレス指定、ベースアドレス指定、インデックスアドレス指定、再配置可能 CPU命令(機械語)は、命令部とアドレス部から構成されます。 アドレス部は命令の対象となるデータが存在する主記憶(メモリ)の存在場所(アドレス)を示しています。 アドレス部のアドレスが直接にメモリアドレスを示していることもありますが、CPU内部にある各種のレジスタおよび主記憶上のアドレスを関連づけて、データのアドレスを指定する(アドレス修飾という)場合が多いのです。この場合、データが存在する実際のメモリアドレスを有効アドレス