図1 IPv6マルチプレフィックス問題とは ユーザーにIPv6プレフィックスが二つ配布されることで,正しく通信できなくなる可能性が生じる IPv6マルチプレフィックス問題とは,NTT東西地域会社(NTT東西)のNGN(next generation network)サービス「フレッツ 光ネクスト」とIPv6インターネットを併用できない問題のことである。IPv6ネットワークであるNTT東西のNGNを経由してIPv6インターネットにつなぐと,NGNとIPv6インターネットから合計二つのIPv6プレフィックスがユーザーのパソコンに配られてしまう(図1)。これがIPv6マルチプレフィックス問題を引き起こす。 IPv6プレフィックスは,IPv6アドレスを形成する128ビットの上位48~64ビット。パソコンはこれを受け取り,残りをMACアドレスから持ってきたりランダムに生成したりしてIPv6アドレスを
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