SMTPの基本仕様は、前回紹介したとおりだ。特に、EHLOコマンドとHELOコマンドの違いについては、SMTPの拡張機能を使う場合がEHLOとだけ説明した。そこでSMTPの拡張について概要とコマンドシーケンスを紹介しておこう。 SMTPのサービス拡張 SMTP拡張機能を使うためには、クライアントとサーバの双方がサポートしていなければならない。クライアントがサーバに、SMTP拡張機能をサポートしていることを伝える手段として用意されているのが、EHLOコマンドである。 サーバはEHLOコマンドを受け付けると、応答として自身がサポートしている拡張機能の一覧を返す。これによって、クライアントとサーバはお互いの機能の折衝ができるようになっている。図1はEHLOコマンドに対するサーバの応答の様子を示したものである。以下、図に示されているSMTPの拡張機能について概要を説明していこう。 SIZEは、受信
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