「又は」・「若しくは」は、いずれも2つ以上の文言を選択的に接続するための接続詞ですが、法律用語としては、これらの用語は、厳密に使い分けられています。 以下では、類型毎にこれらの用語の用法を解説します。 選択的に並列される事柄が、お互いに単層的かつ並列的な関係に立つ場合には、「又は」を使用します。 並列する事柄が2つである場合には、「A又はB」のように使用します。並列する事柄が3つ以上である場合には、「A、B、C、D又はE」のように、一番最後の事柄とその直前の事柄とを「又は」で接続し、それ以外の事柄間は「、」(読点)で接続します。