日本では昔から、権力の監視役としてのジャーナリストは絶滅危惧種でしたが、最近は状況が特にひどいですね。日本の大手新聞社は自己検閲に熱心であり、ダンマリを決め込んでいますが、海外メディアは奇異の目を向けています。 今回は、イギリスのガーディアン紙の記事を紹介いたします。2016年2月17日付の記事リンクを以下に貼ります。( )内は私の邦訳です。 「Japanese TV anchors lose their jobs amid claims of political pressure」(日本のテレビ番組司会者たちが政治的圧力により降板) 上記リンク先記事の要旨を以下に記します。 要旨始め ************************* 古舘伊知郎氏、国谷裕子氏、そして岸井成格氏という3人の優秀なテレビ番組司会者が一斉に降板する。政権批判を許さない安倍総理の意向を受けて、政治的圧力が掛けら