ドイツ西部で、熱波でしおれたトウモロコシ(2022年7月19日撮影、資料写真)。(c)Ina FASSBENDER / AFP 【11月8日 AFP】世界保健機関(WHO)は7日、今年の猛暑により、欧州で少なくとも1万5000人が死亡したとの集計を公表した。特にスペインとドイツの死者が多かったとしている。 今年6~8月は、観測史上、欧州で最も暑い3か月間となった。その結果、欧州は中世以来で最悪の干ばつに見舞われた。 WHOのハンス・クルーゲ(Hans Kluge)欧州地域事務局長は「これまでに各国から提出されたデータに基づけば、2022年は特に高温により少なくとも推定1万5000人が死亡した」と述べた。 クルーゲ氏によると、今夏の3か月間でドイツで約4500人、スペインで4000人近く、英国で3200人超、ポルトガルで1000人超の死亡が報告された。 同氏は「報告が集まるにつれ、犠牲者数が