幼稚園の頃、あなたは何をして遊んでいただろうか。男の子だったらヒーローごっこ? 女の子だったらままごと? 鬼ごっこや砂遊びをした記憶もあるが、やはり男の子同士、女の子同士で遊んだ思い出のほうが多い気がする。これは、私たちが幼心に"社会的圧力"を感じ、"固定観念"に囚われた結果ではないだろうか? ――実際どうかは分からないが、スウェーデンのある幼稚園はこう考えた。そして、子どもたちをこの"性別の固定観念"から解放しようと、さまざまな試みを始めた。今回はその一端を紹介する。 イギリスのデイリー・メール紙によると、この幼稚園はスウェーデンの首都・ストックホルムにあり、2010年に開いたばかり。「幼少期から"性別の平等"を確立させる」という使命のもと、おもちゃの置き方から絵本の種類にいたるまで気を配っている。ままごとセットの横にレゴブロックを用意しているのは、「"料理"と"工事"という行為の間に精