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自由に関するtwainyのブックマーク (2)

  • 波状言論>情報自由論>第12回

    text 情報自由論第12回 ネットワークに接続されない権利(後編) 著者:東浩紀 初出:『中央公論』2003年7月号、中央公論新社 「ゲイテッド・コミュニティ」の伸張 (前回の続き) ここで障害者の例を挙げたのは、今後だれもが直面するはずの普遍的な問題を浮かび上がらせるためである。連載の前半部分で強調したように、現代社会は、中心となる規範意識(大きな物語)が失われたため、新たな統合性を技術的な手段で確保する方向に動いている。ポストモダン論や社会学の成果は、その延長線上にある社会が、構成員ひとりひとりの信条や価値観には手を出さないかわりに、危険な人物をあらかじめ排除する「環境管理型社会」になるであろうことを教えてくれる。 そして、この変化は、公共空間の性質も大きく変えてしまう。二十世紀の公共空間はだれもがそこに入れる広場をモデルとしていたが、二十一世紀の公共空間は、入口にIDカードの読み取

    twainy
    twainy 2007/05/09
    厄介な選択を自分に強いるすべての状況をリセットし、無名で匿名な存在に戻りたいという原初的な希求の感覚があって、それこそが、私たちがいま近づきつつある第三の自由=匿名性の自由の観念を支えているのである。
  • 波状言論>情報自由論>第10回 労働=消費の場を覆うネットワーク

    text 情報自由論第10回 労働=消費の場を覆うネットワーク 著者:東浩紀 初出:『中央公論』2003年5月号、中央公論新社 私たちの社会は、単一の価値観(大きな物語)を強制することによってではなく、複数の価値観(小さな物語)を容認し、かわりに情報管理を強化することで秩序を維持し始めている。言い換えれば、イデオロギーではなく、セキュリティを軸として秩序を組み立て始めている。それは、イデオロギーが崩壊し、国民国家の境界が流動化し、伝統が解体したあとに可能な、ほとんど唯一の秩序モデルである。その変化は、抽象的には七〇年代にポストモダニズム系の思想家たちに先取りされていたが、具体的にだれの目にも明らかになったのは冷戦体制崩壊以降のことだ。 たとえば、最近邦訳され、随所で大きな話題を呼んでいるアントニオ・ネグリとマイケル・ハートの共著『〈帝国〉』は、まさに、ポストモダン論を冷戦以降の世界理論と接

    twainy
    twainy 2007/04/29
    アーレントは、ひとは活動の領域(公共空間)でこそ顕名的な存在になれると論じていた。裏返せば、労働=消費の場(市場)とは、ひとからその固有名を奪うものだと考えていた。
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