山下教授の「100mSv」に御墨付きを与える国際会議への公開質問状を提出した「市民放射能測定所」の丸森あや理事(左端)ら。=9日、麹町報道会見場。写真:筆者撮影= 「100mSvまでだったら大丈夫です。全く心配ない」と嘯き、多くの福島県民を被曝させた山下俊一教授(現・福島県立医科大学副学長)が、またやってくれそうだ。 IAEA(国際原子力機関)やWHO(世界保健機構)などで“活躍”する放射線の専門家30人はじめ内外の研究者を集めて「国際専門家会議」が11日、12日の両日、福島市で開かれる(主催:日本財団)。山下センセイは会議の組織委員を務める。人選を任されているのだ。 放射線管理区域で働く労働者の安全基準を遥かに上回る線量を「心配ない」とのたまわった山下センセイは世論の袋叩きに遭った。このところ旗色が冴えない。被曝線量に甘い研究者ばかりを集めた「国際会議」で、自らの説に御墨付きを与えてもら