原発問題は面倒くさい? 進まぬ議論 2019年4月8日、原発メーカーである日立製作所の会長で経団連会長でもある中西宏明氏が、原発の再稼働や新増設を提言する発言を行いました。 その提言では原発の再稼働が遅れていることが問題視され、そのために電力の安定供給に疑問が生じコストも高くなっていること、化石燃料を使う火力発電への依存度が現状で8割を超え環境への負荷が予想されること、再生可能エネルギーについては送電網の整備が遅れていることなどが指摘されました。 反原発を主張する動きについては、安全対策を尽くしているのに地元の自治体の理解がえられないといった非難を行い、反原発を掲げる団体からの公開討論の申し込みについては、「感情的な反対をする方と議論しても意味がない」とそれを断ったことが伝えられています。 正直、その中西会長の言葉を聞いた時には「福島での事故についての責任をどう考えているのか」と私が感情的
![なぜ多くの日本人が「原発問題」について思考停止に陥ってしまうのか(堀 有伸) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0d35efedc01369600259389390c7f904836ba9ef/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2F9%2F1200m%2Fimg_99a861552157df9ebe6e9b6069db3f23107811.jpg)