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「制裁逃れ」の貨物船を米国が没収、面目失う金正恩 漂流する東アジアを撃つ(第12回) | JBpress (ジェイビープレス)
平壌でいま、米ドナルド・トランプ政権に対する本質的な変化が起こり始めている可能性がある。それはト... 平壌でいま、米ドナルド・トランプ政権に対する本質的な変化が起こり始めている可能性がある。それはトランプ政権が、北朝鮮の「虎の尾」を踏んでしまったからだ。 5月9日、アメリカ司法省が、北朝鮮の貨物船「ワイズ・オネスト」を差し押さえたと発表した。理由は、国連の制裁決議で、石炭の輸出を禁じているのに、石炭を積んで遠洋に出ていたというものだ。また、米ドルの不正送金などで、アメリカ国内法にも違反したという。 外貨獲得のために活動していた貨物船 具体的には、アメリカ司法省のプレスリリースや、各国メディアの報道を総合すると、以下のようなことである。 ・「ワイズ・オネスト」は、全長177メートル、1万7061トンの北朝鮮で2番目に大きい貨物船で、1989年に建造され、北朝鮮南部の南浦港を母港としている。船主は、平壌の朝鮮松茸貿易会社(権哲男代表)。同社のバックは、朝鮮人民軍で、同船を外貨獲得に使っていた。
2019/05/18 リンク