将棋世界1991年10月号、内藤國雄九段の連載エッセイ「世間は広い」より。 色々な手紙をいただく。なかにはこんなのもある。地方の女性からで、ある若手棋士をこの人と思い定めたので仲を取り持ってほしいという。返事をしないでいると、今度は「あなたは二人の仲の邪魔をしている」と恨みをこめた手紙がきた。触らぬ神に祟りなしと知らぬ顔をしているが、気持ちのいいものではない。 大学生からも、くる。どういうわけか人生相談的なのが多い。柄にもないことなので辟易するが、頼りにされているかと思うと放ってもおけないような気分になる。 学生のお母さんからだと、息子が将棋に凝って(あるいは音楽に凝って)困る。ちゃんとした仕事につかせるにはどうしたらよいかと、息子の将来を案じる内容だが、本人からだいたい異性の問題と決っている。 どういうわけか将棋の好きな大学生は女の子にもてないようである。気が弱くて優しくて、まあ言えば私
高瀬 「今、全国の公立の小中学校で『先生が足りない』という異常事態が起きています。」 和久田 「NHKが、都道府県と政令指定都市、合わせて67の教育委員会に取材したところ、今年(2017年)4月の始業式時点で、半数近い32の教育委員会で、定数に対して、少なくとも717人もの教員が不足していたことが明らかになりました。」 高瀬 「こうした学校では、教頭などが担任や授業を受け持つなどして、影響を最小限にしていますが、中には、授業ができなくなるところも出ています。」 関西地方の、ある中学校が保護者に配った書類です。 美術の教員が病気で休職して授業が出来ず、およそ3週間、別の教科に振り替えざるを得なくなったのです。 代わりの教員を求めたものの、教育委員会からの回答は…。 “とにかく見つかりません。” 中学校の校長 「きちっと学べないという状況は、非常に申し訳ないことをしている。 (義務教育の)責任
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