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ブックマーク / www.axis-cafe.net (8)

  • やっちゃった。 - おおやにき

    いやMSN産経ニュースで名古屋市長選関係のニュース(【名古屋あのね話】元経産エリート官僚が市長選に出馬表明)を読んでいたわけですが、自公両党が推薦する見込みの候補者について、「若くして山形県警部長に抜擢(ばってき)され、米スタンフォード大に留学。」と書いてある。ご人のウェブサイトのプロフィール欄でも確認しましたが、これは「山形県警警務部長」の間違いです。念のために魚拓。 これはわりとあり得ないレベルの間違いで、「部長」というのはその都道府県の警察機構のトップです。東京都で言えば警視総監という、警察機構全体のナンバー2に相当する(ややこしいので公安委員は抜きで)。もちろん各都道府県の規模によって重みも違うし、東京都・北海道以外の場合は各県警の上に管区警察局があるので役割もその分限定されてくるわけだが、それでも警察官僚のキャリアパスで言うと後寄りで出てくるポストになる。山形の場合、部長

  • 青少年ネット規制法案 - おおやにき

    というわけでいずこからか法案が送られてきたので検討してみたよ(挨拶)。この忙しいのに何でこんなことに orz と思わなくもないが、まあ心配している人多そうなので。とりあえずみんなが不安に思いそうなところは検討できたかと思うけど、必要があればこのエントリに加筆していきます。ので、特定時点での私の見解を確定させたい人はお手数ですが魚拓でも取ってください。削除の必要があれば見え消しでやります。 以下まず注意点。 私がもらった法案が物かどうか、私は知りません(偽物だという証拠もないが)。よそでやはり検討を加えている人と同じものを見ているのかどうかも、私にはわかりません。法案を見て気になっている人は、私が検討対象にしているものが自分の見ているものと同じかどうか確認しながら読むことを勧めます。 主として法技術上の論点に絞って検討します。また以下自民党案(とされているもの、以下略)を中心的に検討し、民

    udy
    udy 2008/04/07
    「(形式的には)ちゃんとした法律である」と。で、この立法による効果はどうなのさ?というのが常に問題であるわけだけど。
  • on objectivity - おおやにき

    前述の通り私としてはApeman氏の私に対する批判というのがおおかた誤読に基づくものであると主張したいわけであるが、もちろん第一に読者には「誤読」する権利というのがあり、というか言明の意味は受け手の決めるものであって筆者もまた読者の一人としてしかその意味形成には参画し得ないわけである。ただまあ、その「誤読」にどの程度つきあうかの自由というのも筆者を含む他の読者たちにはあるのであって、たとえばこのブログをどこかのひみつけっしゃの暗号文だと解釈する読者というのはいるかもしれないし、彼から熱烈な支持のコメントがくる可能性というのもあるわけだが、それに対して私ができるのはせいぜい「いやがんばってくださいね」とか微笑んでみせることだろう。 第二にもちろん私はいったん書いたあとやべえと思って何とか別様の解釈の可能性を持ち出して言いつくろっている、のかもしれない。どちらにせよ最終的な判断は(未来の存在も

  • on subjectivity - おおやにき

    トラックバックが不調ですと言ってあるにもかかわらず更新しても何も言ってこないというのは「読まれたくありません」というパフォーマティブな意思表示かしらん、お仲間同士でオダを上げているのに水を差すのも悪いしなあと思っていたのだがいくつかわからない点とわかったような気がする点があるので書く。 ひとつめは「御用学者」という言葉を無前提に悪い意味で使われているようであり、いやまあ確かに普通はそうだがそれは特定の政治勢力におもねるために客観的に誤った主張をするとか(「神武天皇のy遺伝子」とかな)、さまざまな勢力に従うので言っている内容にintegrityがないとかそういう話なのではあるまいか。しかしApeman氏の描くところの私というのはまず抽象的一般的なレベルでは正しいことを言っているようであり、しかしperformativeな効果を考えてその正論を言ったり言わなかったりする、その結果として特定政治

    udy
    udy 2007/10/24
    結局なにが問題だったんだっけ、これ?
  • 韓国法制処研修 - おおやにき

    ただいま学に韓国の法制処という、どうも我が国でいうと内閣法制局にあたる官庁からどうやら参事官にあたる方々と事務官さんが研修を受けに来訪されておりまして、私も今日の午前に講師を担当してまいりました。「名古屋大学日法センターの設立と法学教育支援」とかいうタイトルでしてだから俺の専門は何なんだ。 ところでこれは誰をそしろうというのでもなく私自身の単なる信条の吐露なのであるが、個人的には社会のバランスがどうとか自由と幸福への配慮とか割とどうでもよく、研究者としての私の欲望は基的に分析することにある。もちろん私個人の利害関心というものはあるし、ひたすらに分析して喜んでいるとおまえ何かの価値にとにかくコミットしろとか結構不条理な要求を突きつけられたりするのでそういう部分をちらりちらりと見せてみたりはするわけだが正直どうでもいい。新しい枠組で新しいものが見えたら嬉しいなあと思っているだけで浜辺でき

  • 泡沫やあわれ(1) - おおやにき

    まあ保坂展人だしな(挨拶)。何かというと「裁判員制度の知られざる「罠」、裁判員面接で思想チェック」という同議員のブログでの記事の話(リンクはウェブ魚拓)。「検察側が(……)裁判員候補に対して「あなたは警察官の捜査を信用していますか」と質問させることが出来る。『いや、信用ならないですね』と答えると『公平な裁判が保障されない』と検察官が判断して最大4人まで理由を示さずに「忌避」の手続きを行うことが出来る」。だから裁判員たちは「検察側のフィルタリングにかけられた『警察を疑わない善意の市民』ばかり」になるのであって、これは「市民の司法参加・偽装」なんだって。ほおおおお。 さて真実はこういうことである。前段、なぜ検察側が質問させることができると書かれているかといえば質問するのは裁判長に限定されているからであり、そして裁判長に要求できるのは検察官だけでなく弁護人・被告人も同様である。以下、条文は「裁判

  • 最低投票率の問題 - おおやにき

    どうも最近疲れているので神経に触るものをできるだけ見ないようにしており、というわけで新聞の社説とか投書欄とか読むはずがないわけですがなにか(挨拶)。特に後者については従来よりその無意味さが指摘されてきたわけであるがブログでもSNSでもいいけどこれだけ普通の人が世間様に対してモノを書く手段が増えてきたご時世においてなおあの投書欄という制度に固執する人々の欲望のありかというものは考えても良いことだと思う。つうかたまに目に入ると決まって同じ人が書いてるような気がするんだけど気のせいだよなきっと。 しかし憲法改正に関する国民投票法案をめぐっては、こちらが危険地帯を歩かないようにしていても組合のチラシだのメイルだので目に入ってしまうのであった。与党修正案が衆議院で可決されたことを踏まえて、特にそれが投票の成立する最低投票率を定めていない点が批判されている。朝日新聞4月19日社説「国民投票法案—最低投

    udy
    udy 2007/05/15
    なんで投票率40%なら20%の賛成で改憲可能っていう人はいっぱいいるのに、20%の反対で護憲可能っていう人は見かけないんだろう。
  • 「一般意思」 - おおやにき

    まだ解放されない(挨拶)。ところで私が普段読まない新聞にこういう記事が載っていたという情報を目にしてついリンクを踏んでしまって不幸になる。ん〜まあこの方が法律について語るわりにはちっとも勉強しておられないという件についてはすでに述べているのだが、しかし来のフィールドに近いはずの社会思想にまでここまで不勉強だとは思わなかったなあ。東京新聞から「【試される憲法】社会学者 宮台真司さん 国家操縦の『憲法意思』大事」。他の部分についてはまあそういう意見もあるだろうという話なのだが、問題は以下の箇所である。 ルソー(仏の哲学者)のいう一般意思だから、日人の大半がそう思っている、と日人全員が思えなければなりません。 それには、国民の八割が投票して八割が賛成するといった圧倒的意思が、示される必要があります。

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