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ブックマーク / peer2peer.blog.fc2.com (40)

  • 「それは音楽でなければならないのか」 | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 前回のエントリの補足のようなものです。前回のエントリに以下のコメントを頂きました。 例にだしている評が一番言いたいのは、とくに物凄い趣味趣向をもっていないまさに浮動票の部分の牌の取り合い、競争力を持ちえなくなったと言うのが肝なんだと思います。それは質とかでなく、そもそも質を追い求めている層は元から音楽マニアでしょう。例えばゲーム。結局マニアックでゲームオタが求める質を追求し続けていったら、一般層、または浮動票が全くゲームに興味を示さなくなってしまった。ゆえにDSやらWiiなど、一般人が受け入れやすいものを作ることによってその浮動票の獲得に乗り出し成功した。野球とかもいつの間にか巨人好きとかいうエセ野球好きが、サッカー、メジャーリーグ

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    udy 2008/01/07
    表題の問いは全てのコンテンツにおいてなされるべき。
  • P2Pとかその辺のお話 音楽産業はそろそろ「音楽ファン」に目を向けろ

    いたるところで、音楽は人と人との関係を繋ぐためのツールだと言われている。昨今の音楽産業の衰退は、その関係性のためのツールとしての機能が、他のものに置き換えられているためというところもある、という。音楽にそういった機能があり、そういった機能が置き換わっているという事実は否定しようもない。ただ、そういった外的要因にのみ責任を求め、それによって音楽は終わるなどという議論はあまりに短絡的ではないだろうか。 原典:くだらない踊り方 原題:「終わりの始まり」―― 音楽業界の2007年と2008年 著者:rmxtori 日付:2007年12月30日 URL:http://d.hatena.ne.jp/rmxtori/20071230/p1 私はこれまで音楽は質を求めるべきだと述べてきた。そこで語られる質とは、時代を超えた価値を持つ音楽を求めること、である(「価値」については後述)。しかし、音楽産業はそれ

  • コンテンツは砕けないッ! | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 この記事を要約すれば、消費者が求めているのは「コンテンツ」そのものではなくて、それによって媒介される「体験」であり、そのためには「インタラクティブ性」が価値を持つのだというところだろうか。もちろん理解できない話じゃない。現に、ここ10年の音楽産業の試みはそれに特化してきたわけだ。コンテンツの素晴らしさではなく、価値観の共有に重きを置いてきた。アムラーに始まり(それ以前にもあったけどね)、浜崎あゆみ、倖田來未まで連綿と続く、「ブランド化(偶像化といってもいいかもしれない)」されたコンテンツなどはまさにその典型だろう。 しかし、いずれは飽きられるものでもある。「ブランド」を確立し、ターゲット層に共有された体験をもたらしたとしても、それで

  • RIAJの違法着うたサイト利用実態調査はちょっとずるいと思う | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 RIAJの違法着うた配信サイトからのダウンロードに関する調査が発表された。 携帯向け音楽の違法ダウンロード数は年間3億9,926万曲、正規配信を上回る - InternetWatch 「違法着うた・着うたフル」は正式配信数を上回る──日レコード協会調査 - ITmedia News この調査については、眺めているといくつか疑問に思うところがある。その辺のことと、着うた/着うたフルの違法サイトからのダウンロードの状況について考えてみたい。 まずはじめ疑問に思ったところから。このモバイアンケートのサンプルが真に携帯ユーザを代表しているか、ということ。もし、このアンケートが携帯向けリサーチ会社が行ったアンケートだとしたら、母集団とする人

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    udy 2007/12/28
    細々とした印象操作の積み重ねのお手本。
  • P2Pファイル共有ユーザが増加傾向・・・でも腑に落ちないところが | P2Pとかその辺のお話

    今年も楽しみにしていた「ファイル交換ソフト利用実態調査」の2007年版が公開されたよというお話。P2Pファイル共有ユーザ(『ファイル交換ユーザ』って言い方変えて欲しいものだけどね)が昨年調査に比べて激増しているのだとか。とりあえず、最初にぱっと見て言わずにいられないことがあったのでまずはそこだけ突っ込んでみる。それ以外のところはいずれ。 とりあえず、スクリーニング前のサンプル特性を明らかにしなくなったのね。つかサンプル全体の特性がわからないと、細かなところがわからない。総数を見ると確かに増加傾向にあるのはわかるのだけれども、どう増えているのかがわからない。たとえば年代別で見ないことには、どの年代層が増加傾向が強いのかがわからない、とかね。 ぱっと見て気づいたのは、10代のサンプル数を増やしたのかなということ。昨年、10代のサンプル数は301名、そのうち11%が現在も利用と答えているので33

  • P2Pとかその辺のお話 ニコニコ動画がなくなれば、アニメ産業の未来は明るくなるのか

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 以前に「アニメ制作者がネットラジオでニ○○○動画を痛烈に批判」なんて記事で大きな反響を呼んだアニメプロデューサーによるニコニコ動画批判について、私なりに考えてみるよというお話。確かにニコニコ動画上では数多くの著作権侵害がなされており、その問題は何とかしなければならないと思う。ただ、闇雲にニコニコ動画なりYouTubeから違法にアップロードされたコンテンツを削除するだけで産業としての利益に繋がるのか、ということを考えたい。もちろん、削除するのは当然だし、一向に構わない。少なくともここでは、ニコニコ動画にアップロードされることで利益が生じる、といいたいのではない。ただ削除するだけでバラ色の未来が待っているわけではないんじゃないの?という

  • 無料ダウンロードされたほうが利益は上がる、というケースを考えるために | P2Pとかその辺のお話

    無料ダウンロードというと、違法P2Pファイル共有を彷彿とさせてしまうためか、その言葉に嫌悪感を覚えてしまう人もいるかもしれない。そんなものは著作権者の利益を損ねるだけで、損失以外の何者でもないと考える人もいるだろう。ただ、私はそうは思わない。そのような手法は、適切に用いることで、著作権者側に利益を与える可能性も秘めているとも思えるのだ。もちろん、そこで重要なことは『適切に』ということ。何から何まで『無分別に』ダウンロードできることが利益を生み出す、などというつもりはない。無料でダウンロードできることが『すべからく』損害を与えるものだというつもりもない。とりあえず、今回はその辺のことについて、音楽の無料ダウンロードの提供を題材に考えてみるよというお話。私自身、この話題について煮詰まっていないので、かなりカオスな内容となってしまった。考え方のエッセンスとして考えていただければこれ幸い。 「違法

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    udy 2007/11/07
    非常によく整理されたエントリ。
  • レコーディングダイエットを誤解されたくなかったから、著作権侵害を持ち出したということ? | P2Pとかその辺のお話

    「以下の文章は「ノーカットで」という条件で引用・転載自由とします。 」というわけのわからないで出しで始まった岡田斗司夫の言い訳。説明しろ、といわれていることを自覚しておきながら、事の核心には触れず、ひたすらにクレームをつけた理由の説明に終始している。要約すると「岡田斗司夫が提唱するレコーディングダイエットと誤解されてしまう可能性のあるいいめもダイエットを利用して、レコーディングダイエットを間違った方法で試してしまう人たちにとって、不幸なことだからサービスを止めてしいとお願いした」というところだろうか。 ならば、いいめもに対しては、そのようなことだけを伝えるべきであって、わざわざ「著作権侵害」を持ち出す必要はない。多くの人たちは、なぜそのような主張のために、著作権を持ち出したのか、というところに疑問を抱いているのだ。もし、自らの主張に法的根拠を持たせるために著作権侵害を持ち出したのであれば、

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    udy 2007/10/26
    "彼のダイエット法が誤って行われるよりも、著作権が誤って利用されるほうが問題だと思うのだけれどもね"全くもって。
  • 9歳のファイル共有ユーザの女の子から見たファイル共有、コピー、DRM | P2Pとかその辺のお話

    TorretFreakがどういう経緯かはわからないけど、9歳のファイル共有ユーザの女の子に対して、現状のインタビューを行っているよというお話。それほど深く考えずに、へぇ~なるほどねぇ、という感じで読んだほうがいいかも。深読みしすぎるのもアレだしね。 原典:TorrentFreak 原題:Inside the Mind of a 9 Year Old File-Sharer 著者:enigmax 日付:October 21, 2007 URL:http://torrentfreak.com/inside-the-mind-of-a-9-year-old- file-sharer-071021/ ほとんどの人が、多くのファイル共有ユーザがティーンエイジャーやヤングアダルトであり、割合の大半を占めているということを知っているだろう。しかし、当の子供-10歳にも満たない-であればどうだろうか?T

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    udy 2007/10/25
    "CDにはお金を払わなきゃダメよ。だってそれはコンピュータじゃなくて、ディスクに入ってるんだもの。私のいとこ、うん、彼女はCDを買うためのお金がないときにLimeWireを使ってるの"
  • 英国:違法ビデオコンテンツへのリンクサイト管理人、著作権侵害を助長したとして逮捕 | P2Pとかその辺のお話

    YouTubeなどのビデオ共有サイトからの違法コンテンツリンクサイトが今後どのような扱いになっていくのか、については当ブログでもこれまでしばしば扱ってきた。YouTubeクローンなビデオ共有サイトが多数登場し、それが問題となっているのと同様に、この手の違法コンテンツリンクサイト(正確にはサイト内にエンベッドしたサイト)の問題も、その人気の高さやクローンサイトの隆盛に伴ってクローズアップされている。リンクサイトの大半は、自分達がアップロードしたわけじゃない、自分達がコンテンツをホストしているわけではない、と自らの合法性を主張してきたが、その言い訳も通用しなくなりつつあるようだ。先日、米国でのMPAAが複数のビデオリンクサイトへの提訴に続き、今月18日、英国では、TV-Lnksというビデオリンクサイトを運営していた26歳の男性が逮捕されたよ、というお話。オペレーションに加わったFACTの発表に

  • いいめも問題:不正な著作権クレームによる脅迫的要求? | P2Pとかその辺のお話

    岡田斗司夫(の関係者?)が「いいめもダイエット」ってサービスにクレームつけて、サービスの停止に追い込んだってお話。事実関係は全然明らかにはされていないのだけれども、個人的には当にこの著作権クレームが妥当だったのか、という点に注目している。特に、それが妥当ではなかった場合、どのような意図で著作権クレームを入れたのだろうか。今回のケースがそうだというわけではないが、どのような理由であれ、著作権を濫用、つまりは不正に主張し、それによって脅迫的な行為を行うということは絶対に許されてはならない。 停止のお知らせはこちら。 いいめもダイエット サービス停止のお知らせ - いいめも開発ブログ 概要としてはこちら。 「いいめもダイエット」サービス停止騒動まとめ。 - Something Orange いやいや、アイデアは著作権では保護されませんって! - 万来堂日記2nd アイデアに著作権なし……それで

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    udy 2007/10/17
    "著作権という制度は非常に優遇されている制度だと思っている。一部では行き過ぎもあると思っているくらいだ。だからこそ、私は著作権の絶対に濫用は許すべきではないと考えている"
  • P2Pとかその辺のお話 ニコニコ動画の「著作権者への歩み寄り」は不可避だったと思うよ

    ニコニコ動画には数多くの著作権侵害コンテンツがアップロードされているのは、ほぼご承知の通り。そのような状況に対して、ニコニコ動画側が、著作権保護への取り組みを発表したよというお話。まぁ、ここまでの規模になるとお目こぼし的なところに潜んでいるわけにもいかず、著作権者達の望む具体的な対策を講じなければならなくなるというのは必然的なことだろう。ということで、今回の発表に関する概説と、それについて思ったことをつらつらと述べてみたい。 原典:ニワンゴ プレスリリース 原題:ニコニコ動画に投稿される動画の権利保護について - 権利者との対話を強化 著者:株式会社 ニワンゴ 日付:2007年10月1日 URL:http://info.niwango.jp/pdf/press/2007/20071001.pdf 今回の著作権保護の取り組みに関して、ニコニコ動画を運営するニワンゴは以下のように述べる。 ニコ

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    udy 2007/10/02
    "削除したい人は好きなだけ協力しますんで、お目こぼししたい人はこれまでどおりよろしくお願いします、という宣言に思えなくもない"
  • 「YouTubeを視聴しただけで違法」は誤解・・・には思えない現状の曖昧さ | P2Pとかその辺のお話

    大富豪にはローカルルールというのがあって、地域地域で通用するルール、通用しないルールがある。しばしば、いろんな地域の人たちと大富豪をすると、そのローカルルールでもめるときがある。大富豪では一般的にジョーカーが最強のカードになるのだが、ローカルルールによってはジョーカーに対してはスペードの3が勝つというものがあるのだそうだ。もちろん、最初にルールを決めておけばもめることはないのだが、中にはそれをローカルルールだと考えていない人もいるので、まぁ、もめるもめる。日常的なお遊びの場面でもめる程度であれば、最悪の事態となったとしても、当事者間の関係が崩壊する程度で済むのだけれどね(まぁ、これしきのことで崩壊するのも考え物だが)。ただ、それが裁判で白黒つけようや、となると話は異なってくる。まぁ、くだらないたとえ話だけれども、個人的にはそんな印象。とりあえずはその辺のお話から。 「YouTubeを視聴し

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    udy 2007/09/28
    余談まで含めて全面的に同意。
  • ダウンロード違法化問題:著作権がインターネットを検閲する | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 文化庁・文化審議会の著作権分科会・私的録音録画小委員会が、同委員会の津田大介委員の指摘していたように、違法にアップロードされた著作物のダウンロードを「違法化」する方向で著作権法を改正する意見が大勢となったとする中間報告案をまとめたようだ。asahi.comによれば週明けにも公表されるとのこと。この記事では、あたかも法改正が規定路線であるかのように書かれているところが鼻につくが、それでもその流れが確実に現実に近づいていることは間違いないだろう(この手の記事がそれを後押しする部分もあるのだけどねぇ・・・問題点がいっぱいあるんだから、そこをもっと指摘しろよと思うわけで)。以前のエントリでこの法改正がいかにクソッタレであるかをいろいろな側面

  • フェアユースの経済効果は4兆5,000億ドルという調査:フェアユース抑制に対する予防的アピールってとこ? | P2Pとかその辺のお話

    米国著作権法において規定されているフェアユースが、米国において莫大な経済効果をもたらすという調査が発表されたよ、というお話。ちょっと時間がなくて、この調査自体を読めてはいないのだけれども、フェアユースによって利益をうる側(Goolgeとか)の団体が出した調査だ、ということは頭に入れておかないといけないかも。もちろん、フェアユースを確固たるものとして、利益を上げたいという思惑もあるのだろうけれど、一番の狙いとしては、フェアユースとして使用していたのに、著作権侵害だと訴えられる、といったフェアユースの曖昧さを是正しようという狙いがあるのだろうね。そのためのセンセーショナルな調査結果といったところかしら?4兆5,000億ドルの経済効果が、ってのも、フェアユースに依存する(依存度はわからんが)産業の収益だったりもするし。個人的には、フェアユースをこれ以上抑制されないための予防的なアピールって結論を

  • 米国著作権ロビー団体CopyrightAlliance、フェアユースの経済効果調査に反論 | P2Pとかその辺のお話

    昨日お伝えした、フェアユースによって米国経済にもたらされる経済効果に関する調査に対して、米国著作権ロビー団体のCopyrightAllianceが即日、反応しているよというお話。その骨子としては、フェアユースとクリエイターを戦わせるという議論の偏向はよろしくない、フェアユースは元となる著作物あってのことであり、フェアユースのためにも著作権は保護されるべきだ、著作権産業の経済効果もすごいんだぜ、とったところだろうか。ただ、肝心のフェアユースと著作権保護の境界の曖昧さ、に関しての言及がなされておらず、とりあえず牽制してみた、といった色合いが強いようにも思える。もう少し突っ込んだ反論は、もうしばらく後になるのかな。 原典:CopyrightAlliance 原題:Statement from Executive Director Patrick Ross Re: Study on Economi

  • 違法コピーのダウンロード違法化の流れに「クソッタレ」と言ってみる | P2Pとかその辺のお話

    さて、音楽配信メモにもあるように、違法コピーのダウンロードを私的複製の外に置き、これを違法化する動きが固まりつつあるようで、当ブログとしては反発せざるを得ない状況にあるといえる。来であれば、馬鹿馬鹿しい、とか、クソッタレの一言で済まされてしまいそうな話なのだけれども、どうもこれを議論する権利者サイドの人達にはそういう感覚はないようで、きちんと反論しないといけないね、というお話。タイトルは非常にお下品ではございますが、一言で言い表すとしたら、それ以外になかったもので。ちょっと長めのエントリになってしまいましたが、最後まで読んでいただければ幸いです。 ●著作権法30条を改正。ネット上に上がってる違法な著作物(着うたやらMP3やら動画やらP2Pやら)をユーザーがダウンロードすることを「犯罪」にする (中略) 実効性の話でいうと「違法著作物を“情を知って”ダウンロードする場合」という条件が付く。

    udy
    udy 2007/09/11
    これは力作。読むべし。
  • YouTubeと手を取り合わなければならない1つの理由 | P2Pとかその辺のお話

    コンテンツ産業がYouTubeと手を取り合わなければならない理由は数多く存在する。その1つにはプロモーション効果を期待できることや、「うまくいけば」ではあるが、プロモーションと同時に広告収入も見込める。今回はそれとは別に、YouTubeがもたらす新たな視聴スタイルがコンテンツ産業に、特にビデオコンテンツ配信サービスにどのような影響を及ぼすのか、ということを考えてみるよというお話。個人的には、PC上でビデオコンテンツを楽しむというスタイルの確立において、YouTubeの果たした役割は大きいと考えている。しばらく、ほぼネットに繋がっていない状況だったので、思いついたことをつらつらと書いてみるよというところです。 コンテンツ産業がインターネット上でのコンテンツ利用において目指している状況、それは完全なる「 pay or nothing 」の状態である。つまり、支払わなければ見ることが出来ない、も

  • 『P2Pファイル共有』から利益を上げることはできるか | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 P2Pファイル共有を利用するユーザは数多く存在することは周知の通り。しかし、その大半は違法ファイル共有を行うためにそれを利用している。確かに違法である以上、抑制されなければならないのだけれども、それでもそのための有効な手段が見つからないでいる状況でもある。数多くのユーザがいる、そしてそのユーザアクティビティは非常に活発である、さらにそれはとどまるところを知らない、となれば、例え違法な活動が大半を占めていたとしても、それを有効に利用しないという手は無い。つまり、P2Pファイル共有から利益を上げるということである(もちろん、最終的には抑制されるべきだけれどもね)。 しかし、それは違法ファイル共有の抑制と同じように成功したアプローチという

  • オンラインビデオ制作者向けの10のP2P配信プラットフォーム | P2Pとかその辺のお話

    P2Pとかその辺のお話 WinMXとかWinnyとか、日ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。 かつては違法ファイル共有と同義に扱われるという誤解にあっていたP2Pではあるけれども、最近では、P2Pを利用した数多くのサービスが展開されている。そして、それは毎週の話題に事欠かないくらいに活発。多くの企業が新たなP2Pを利用したサービス提供を開始したり、JoostやVuzeといった企業が新たなコンテンツ提携についての発表を行ったりと、非常にホットである。そのメリットとしては、やはりコスト削減や、従来ではデメリットであったアクセスの集中が逆に安定・高速化に繋がることなどがあるだろう。しかし、話題に上る大企業向けのサービスの一方で、そのメリットは小規模な、インディペンデントクリエーターにも同様に与えられるものである。そこで、そのような