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予想よりも早い展開だった。米Google共同創設者のSergey Brin氏は6月第2週,Googleが中国政府からの圧力に屈して「don't be evil(悪行にはかかわらない)」という信条を曲げ,同社の中国向けWebサイトで検閲を行った事実を認めたのだ。ところがBrin氏は過失を認めただけで,検閲をするという判断は見直さなかった。6月8日の時点で,Googleは中国向けWebサイトで検閲を続けている。ただしBrin氏は,進行方向を逆転させる可能性を示唆した。 Brin氏は6月6日に報道関係者との会談で,「われわれは信条面で妥協したかもしれないとは思うが,最終的には中国の人々により多くの情報を提供し,サービスの効果を高め,違いを拡大できると感じている」と述べた。「こうした原則にもとづく取り組みが,もっと意味を持つようになるだろう」(同氏)。Brin氏は中国政府からの要求を「当社にとって
BBCが十一日付けのニュース記事”China arms sales 'fuel conflicts' ”(参照)で、中国の対外武器販売が世界の紛争を悪化させているとするアムネスティ・インターナショナルの報告書を取り上げていた。国内ニュースが出ないようなら、また日本のアムネスティが例によって中国に配慮してか取り上げないようなら、少し極東ブログのほうに書こうかと思っていた。が、共同”中国の武器輸出非難 アムネスティ報告書”(参照)でベタ記事になっているようだ。 同団体は、兵器の輸出入データを国連に提出するよう促す「国連軍備登録制度」への参加を中国が拒否していることなどを批判。武器輸出の情報公開に向け「国連安全保障理事会の常任理事国、また主要な武器輸出国としての責務を果たすべきだ」と指摘している。 とりあえずそれだけ書いてあればマシなほうかな。ほいじゃ、今日のエントリはなし、とも思ったのだが、な
貧困と闘いつつ、貧困者に害をなすNGOたち http://cruel.org/econ/idiotngo.html まぁこんなモノなんでしょう。そういえばムンバイみたいにスラムだらけのところでは、「環境」を重視する現地NGOと「貧困」を重視する現地NGOはけっこう対立してたみたい。私がいたNGOのディレクターは環境NGOについてグチグチいってたわ。あと、世銀のプロジェクト下で働くNGOと世銀のプロジェクトを外側から監視するNGOも、仲悪かったみたいだし。 ムンバイにはSPARCというスラム問題に取り組む有力NGOがいて、そこは政府や世銀と上手く付き合いながら仕事をするのが得意なNGOなのだが、他のNGOの人達にはあまり評判がよくなかった。(ねたみもあるのか?)そういえば私がインターンしていたNGOのディレクターもちょっと敵視してた。世銀プロジェクトの片棒を担いでいたという点では、私のいたN
NGOs: Fighting Poverty, Hurting the Poor セバスチャン・マラビー (Sebastian Mallaby), Public Policy September/October 2004 山形浩生 訳 要約: 貧困に対する戦争は、善意の砲火に脅かされている。メディア指向の西洋活動家たちが援助機関に襲いかかり、途上国を搾取すると称するプロジェクトを阻止すべく抗議運動を繰り広げているのだ。こうした抗議運動は、職業扇動家たちのお気に入りのテーマを目立たせてくれるので、かれらには好都合だ。だが、飲料水も水もなく暮らしている何百万もの人々には必ずしも役にたつわけではない。 去年、わたしはウガンダを訪問した。アフリカの絶望的な状況がどうやって改善に向かったのか、貧困ライン以下で暮らしている人々の数を 1990 年代にほぼ 40% も減らせたのはなぜなのかを理解したかっ
皆さん、軍事力に関して、いろいろインプット、ありがとうございました!!!大変恐縮です。 毎日、自分自身が日本の軍事力に関してどう思うのか、中国に関してはどうなのか、漠然とでも掴んでおかないとけない状態にさらされています。英国の新聞を読んだり、在英ジャーナリスト、コラムニストの人に会う機会があると、日本や中国の「脅威」あるいは軍事力に関し、どうも偏見があるのではないか、という思いを強くします。今はまだきちんと言い返せないのですが、変だなあという気持ちがあります。公表されているデータを中心に、一先ず読んでみようと思っていますが、頭の中を整理するまで時間がかかるかもしれません。 関連・別件ですが、英国(米国も?)では「中国脅威説」が強いようです。先日もあるメディアの集まりに出ていたのですが、「だから中国はダメなんだよね・・」という物言いが強く、しまいには腹がたちました。いつも出くわす光景なのです
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NYタイムズ紙に5月5日付で掲載された経済学者ポール・クルーグマンの連載コラムを以下に全文翻訳して掲載。(文中リンク・注は訳者による) クルーグマンがコラムで嘆くように、米国の医療システムは党派に関係なく問題視されており、その改善政策案は2008年度大統領選挙の争点のひとつになると思われる。世論調査によれば、2004年度選挙でブッシュに投票した有権者の内62%が、大統領と議会が現在の医療危機に対応できていないと感じているという。 一方、戦争費用により膨れ上がった財政赤字の削減に取り組むことになったブッシュは、軍事関連では相変わらず太陽系最大の支出を目指しているが、国内医療向け予算については今よりもっと小さな政府を目指すことにしたらしい。ブッシュ政権の2007年度予算案では、国内貧困層向けの各種医療サービスや疾病対策支援予算---例えば、先住民族向け医療サービス、田舎向け医療器具補助、アルツ
世界の経済格差 格差は増えたか減ったか? Mar 11th 2004 From The Economist print edition 世界の経済格差は悪化しているのか改善しているのか? 資本主義批判者は、世界中の貧富の格差はどんどん拡大していると思いこんでいる。かれらにとって、この主張はほとんど信仰告白に等しい。経済格差の拡大は、「システム」の道徳的破産の確固たる証拠である、というわけだ。経済格差が広がっていてもそれが資本主義をこうして批判する理由になるか、というのはそれ自体考えてみるべき問題ではある。そしてそれを疑問視すべき理由もある。だが、もっと狭い事実を巡る問題の答を知るのも興味深いことだ。資本主義が世界の経済格差を悪化させるというお馴染みの主張は、本当にホントなんだろうか? 残念ながら、一見すると素直なこの質問は、思ったよりも答えるのが難しい。困難の元は大きく三つある。第一の
まったくきみたちは世話がやける:イケアの企業構造は、そんな人倫にもとる代物ではないのですよ (Part 1) 山形浩生 (hiyori13@alum.mit.edu) イケアは、異様な企業構造で税金回避をするのはちょいとアレではありますが、それは事業の善し悪しとは関係ないし、儲けの源泉でもないのだよ。 なんかイケアの企業構造を説明したあのエッセイは、はてなブックマークでも結構な人気で訳者/解説者冥利に尽きるんだが、どうもその反応を見ると必ずしもきちんと理解してもらえていない部分があるらしい。 特に、絶対にやってはいけないまちがいをしている人を結構見かける。「イケアはこんな手口を使ってるから儲かってるのか!」と思った人が結構いるようなんだ。「連中はこんな不当な手を使って儲けてるのか、汚いぞ!」と思った人とか。「イケアの暗黒部分」とか「これはひどい」とかいうコメントが結構ついているじゃないか。
(The Economist Vol 379, No. 8477 (2006/5/13), "Flat-Pack Accounting," pp. 59-60) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) ゲイツ財団なんか忘れよう。世界最大の慈善団体はイケア (IKEA) の所有者でもある――そしてインテリアデザインにご執心だ。 イケア (IKEA) で買った組み立て式家具を組み立てるほど頭にくる作業はなかなかない。だが、この世界最大の家具小売企業の会計を連結するのに比べれば、家具の組み立て作業ですら簡単なものだ。イケアの実に見事な小売り方式については、すでにいろいろ文献がある (訳注:かなりぬるいが「イケアのローコストの秘密」などをどうぞ)。弊誌は、それに負けず劣らず驚異的な同グループの財務について調べてみた。 そこから見えてくるのは、各国の法制度のちょっとした歪みを抜け
AFTERTOUCH surreal SxGx maniac cinema&book; review *めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた* InverseDiaryFunction SxGx キェェェェ N山家の人々 Dairy ☆質問ダイアリー☆ ネタ帖 むらみぃ 世の中とあたしの繋がり GOOBERS ++今日のechiko++ ロストマインドガール * mayumi blog * モウソウtagebuch 読書感想日記☆ネタバレ注意警報! 癌と煙草と酒と 俺の道 toro's blog. ++ torog ++ ココアシガレット・アンダーグラウンド Deportare gorf net AFTERTOUCH surreal 2ちゃんねるの超怖い話 maniac cinema&book; review CARLTON1976 平凡な日々 秘密のホンネ ゴリラ秘話。 L
4月29日、ホワイトハウスの記者クラブの晩餐会で、コメディアンのスティーヴン・コルベアが、ブッシュ大統領に面と向かってやらかしたホメ殺しスピーチのハイライトを日本語訳で紹介します。 ビデオはここ。 http://video.google.com/videoplay?docid=-869183917758574879 サンキュー、レディス&ジェントルメン。 スピーチを始める前に業務連絡です。入り口に黒の防弾仕様のSUV14台をとめた人、車を動かしてください。別の防弾SUV14台が動けません。 わーお、なんという光栄でしょう。私の英雄、尊敬するブッシュ大統領と同じテーブルでこんなに近くに座れるなんて。まるで夢のようだ。 誰かつねってくれないか。わかる? 僕、ちょっと眠たそうでしょ。つねったくらいじゃダメだ。誰か僕の顔をちょっと散弾銃で撃ってくれないか! あれ? なんだ、今日は副大統領は来てない
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