Chefを使えばサーバーなどの環境構築を自動化でき、作業負荷が減る上にミスもなくせる。このメリットを最大限に生かすノウハウを二つ紹介する。 ポイント1 環境構築には必ずChefを使う 「状況によって手作業で環境構築することを認めると、Chefの利用が浸透しない」。GMOインターネットの藤村 新氏(次世代システム研究室 シニアアーキテクト)は、自身のチームでの経験から、こう警鐘を鳴らす。 藤村氏らのチームでは、Chefで自動構築したサーバー環境に、管理者がリモートログインして手動で設定変更することがあったという。こんな手作業を認めると、設定手順である「レシピ」が残らない。そのため、あとで同じ環境を構築するたびに手作業が発生し、ミスが起こりやすい。そこで藤村氏らのチームでは例外を認めず、たとえ些細な設定変更であっても必ずChefで変更するルールにしている。 ポイント2 ロールでレシピを再利用
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