池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
今日の横浜北部は朝から曇りでありまして、暑さは一段落ですが相変わらず湿気で汗が出ます。台風は来ないんですかね? さて、今夜の生放送(見逃した方もタイムシフトで見れます)の参考のために、とても興味深い記事の要約を。 内容は軍事トンネルの歴史を振り返りながら、なぜイスラエルがガザのトンネルを必死で潰そうとしていたのかを探るものです。 スコットランドの大学の歴史の先生による記事ですが、目の付け所が面白いですね。 === 眼下の敵:なぜハマスのトンネルはそれほどまでイスラエルを恐怖を与えているのか byジェラード・ディグルート ●ルイス・カレロ・ブランコ提督は予測可能性の典型的な例であり、この予測可能性が彼を殺した。カレロ・ブランコ氏はスペインの首相であり、フランシスコ・フランコに後継者として指名されていた。彼はマドリッドにある教会で毎日同じ時間に行われるミサに参加していた。 ●1973年にETA
(高橋)今から100年前の1914年7月28日、第一次世界大戦が起きました。当時「戦争は短期間で終わる」との人々の期待とは裏腹に、5年の歳月と兵士だけでおよそ1000万人の犠牲を払う悲惨な結果となりました。 この第一次世界大戦、今年は100年と言う節目の意味でも、また現在の国際情勢を考える上でも、大変注目されています。きょうはヨーロッパ・中東担当の二村委員、ロシア担当の石川委員、 そして、アメリカ・安全保障担当の高橋の3人で時間を19分に拡大してお伝えします。 (高橋)さて、第一次大戦と「今」をつなぐキーワードを私たちは3つ選びました。 (二村)1つは「今も残る負の遺産」です。中東やウクライナの危機など、今国際社会が直面する様々な問題の根が第1次世界大戦にあります。 (石川)今もアメリカの一極支配が終わりつつあるように、当時大英帝国の覇権が揺らいでいた、そうした国際情勢の類似です
バラク・オバマ氏が大統領になることがほぼ決まりかけてきたことによって、かえって戦争の危機が一段と切迫してきた。 オバマ氏は、大統領候補として名の挙がっている人々の中で、唯一、中東でのアメリカの方針の大転換を決断しうる人物である。マス・コミを買収したイスラエル・ロビーが底力を見せて巻き返すか、ブッシュ一味がまたまた無謀な対イラン戦争に打って出る事がないかぎり、オバマ氏が大統領になるに違いない。 もしそうなったら、いよいよイスラエルの終焉は近づくであろう。 いずれイスラエルが、この地上から消えるなどという私の予想は、まったく非現実だと言う人も多いかもしれない。しかし、建国のはじめから嘘と暴力にまみれ、その存在そのものにおいて一貫して正義に反するような国が、半世紀以上にわたって存続すること自体、とても有りそうもないことではないか?我々は既にソ連の崩壊を経験した。私は60年代から、ソ連の崩壊は不可
アメリカのイラク迷走、それは第2次世界大戦のせい 戦後日本とイラクの違いは――フィナンシャル・タイムズ(1) 2007年5月31日(木)19:43 (フィナンシャル・タイムズ 2007年5月15日初出) FT国際担当コラムニスト ギデオン・ラクマン アメリカはどうしてイラクで戦争することにしたのか? 開戦から4年以上もたって、この問いに未だまともな答えが出ていない。これは異様なことだ。この戦争は本当に「大量破壊兵器」が全てだったのか? 本当のねらいは、中東の勢力地図再編という壮大な計画だったのか? あるいは米国は単に、2001年9月11日の同時多発テロの後だけに、自分たちの力を盛大に誇示したかったのか? それともこれは「石油のための戦争」だったのか? 私が思うに、2番目にあげた「中東再編」が最も重要な動機で、そのほかの要素も全部影響したのではないか。その上で私はもうひとつ、第五の要
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く