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文学史とロマン主義に関するushiwatatのブックマーク (3)

  • 東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ�:�『近代文化史入門』高山宏(講談社)

    →紀伊國屋書店で購入 「記念です」 ついに高山宏書評コーナー「読んで生き、書いて死ぬ」が終わってしまった。 内輪でやってると思われても何なので、あえて氏のを取り上げるのは避けてきたが、日の英文学を語るには避けられない巨人であることは間違いない。これでシリーズは終わりということだし、ちょうど良い機会。伝説的な『目の中の劇場』は品切れとのことなので、「超英文学講義」との副題のついた書を読んでみる。 さて。なぜ「超」なのか。なぜそれでも「英文学」なのか。この副題はたいへん意味深い。高山宏の最大の魅力は、「知」がおもしろいことを教えてくれることである。当たり前だと思うかもしれないが、意外に当たり前ではない。「知」というのは、それなりに修練をへたり、悩んだり、諦めたり、緊張したりする中から紡がれる人間の営為である。そう簡単におもしろがれるものではない。地味で、退屈で、難解なもの。偉そうで、縁遠

    東京大学(英米文学)・阿部公彦の書評ブログ�:�『近代文化史入門』高山宏(講談社)
    ushiwatat
    ushiwatat 2008/05/19
    |「もっとおもしろがれるはずだ」という、ほとんど理由なき「知的前向きさ」が感じられる。「もっとおしろがれるはずだ」とは、別の言い方をすれば、「もっとわかるはずだ」とか「もっと見えるはずだ」という精神|
  • 高山宏の読んで生き、書いて死ぬ : 『アルス・コンビナトリア―象徴主義と記号論理学』 ジョン・ノイバウアー[著] 原研二[訳] (ありな書房)

    →紀伊國屋書店で購入 『アムバルワリア』を読んだら次にすること チェスで人がコンピュータに勝てないと判ってからどれくらい経つか。感情や情念といった言葉を持ち出して、人にしか書けない詩があるという人々はなお多く、現に「詩」は相変わらずいっぱい書かれている。しかし、チェスの棋譜を構成していくのと同じ原理が詩をつくるとすれば、人は詩作でもコンピュータに勝てないことが早晩判るはずだ。そう考える詩学がある。チェスと詩学が全く違わないことを、作家ボルヘスは『伝奇集』中の有名な「『ドン・キホーテ』の作者、ピエール・メナール」に宣言した。 ニーチェが「感情の冗舌に抗して」成り立つとした文学観が存在するが、この言い分をキャッチフレーズに掲げたロマニスト、グスタフ・ルネ・ホッケの我らがバイブルたるべき『文学におけるマニエリスム』によれば、「マニエリスム」という文学観がそれで、読むほどに、ヨーロッパで成立した詩

    高山宏の読んで生き、書いて死ぬ : 『アルス・コンビナトリア―象徴主義と記号論理学』 ジョン・ノイバウアー[著] 原研二[訳] (ありな書房)
    ushiwatat
    ushiwatat 2008/03/12
    ジョン・ノイバウアー『アルス・コンビナトリア−象徴主義と記号論理学』(ありな書房)。ars combinatoria, ars memorativa関連。|小説にもチェスやコンピュータと区別つかぬ「詩学」があり得るのか|
  • 物語の独創性 2007-12-05 - Sweetness

    ケルト妖精学 (ちくま学芸文庫) 作者: 井村君江出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/11メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る第2部第3章「アーサー王物語のフェ」 1136年、モンマスのジェフリーによって書かれたラテン語の歴史書『ブリテン王列伝』がアーサー王物語の源泉となっており、トマス・マロリーの『アーサー王の死』などの後のアーサー王物語はこれを骨子にしている。モンマスの書では、アーサーは魔法使いマーリンの魔術によって生を受け、実在の人物とされるアーサー王の物語を超自然的な要素を加えながら語っている。12世紀に、アンジュー朝を築いたノルマン系のヘンリー2世はアーサー王伝説を改変し、ブリテン人の王アーサーがサクソン人を倒すような物語構成へと仕立て上げた。これにより、自身の王権とアーサー王物語を結びつけたのである。1155年ノルマンの詩人ワース

    物語の独創性 2007-12-05 - Sweetness
    ushiwatat
    ushiwatat 2008/01/12
    独創性、オリジナリティとロマン主義、またジョイスとプルーストの「前衛性」について。独創性という神話、あるいはまた、文学についての読者の価値判断対物語としての分析の構図。
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