タグ

格差社会と新書に関するushiwatatのブックマーク (4)

  • ポジショントークを越えて。- 『日本の景気は賃金が決める』 - HONZ

    ポジショントークというものがある。 何かについて意見を言うときに、客観的な視点からみて正しいと思うことではなく、自分自身の所属する業界や組織、役職といったポジション(立ち位置)にとって有利な主張をするのがポジショントークで、ビジネスの世界は勿論のこと、日常の至るところに溢れ返っている。意見の対立というのは、主義・信条の対立もあれば、感情的な諍いも、明確な優劣が定まっている論争もあり、当に様々だが、実はお互いがポジショントークをしているだけの場合も少なくない。そんな訳で、要するに「どこにでもある」のがポジショントークなのだが、中でもとりわけ多くのポジショントークが飛び交う分野の1つは経済学(街角経済学を含む)ではないかと思っている。まあでも、それも当然だ。この言葉の生い立ちは、そもそも金融市場なのだから。 さて、そんな経済学だが、日国内の目下の話題といえば、やはりアベノミクスではないだろ

    ポジショントークを越えて。- 『日本の景気は賃金が決める』 - HONZ
  • 182湯浅誠著『反貧困――「すべり台社会」からの脱出――』 - akamac's review

    書誌情報:岩波新書(1124),ix+224+2頁,体価格740円,2008年4月22日 反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書) 作者:湯浅 誠発売日: 2008/04/22メディア: 新書 - 11日(日)のNHKスペシャル「セーフティネット・クライシス」は書を下敷きにしているのではないかと思うほど,貧困の広がりとセーフティネットの崩壊を描写していた。雇用(労働),社会保険,公的扶助という三層のセーフティネットが機能していないということは間違いなく政治の失敗だ。 うっかり足を滑らせたら奈落へ転落してしまう。日はいまや「すべり台社会」だとする書の指摘は,新自由主義路線ととともに喧伝される自己責任論や競争万能論への徹底批判と通底する。 貧困状態の五重の排除論――教育課程,企業福祉,家族福祉,公的福祉,そして自分自身からの排除――は,労働生産物にはじまり自分自身からの「疎外」

  • 159堤未果著『ルポ 貧困大国アメリカ』 - akamac's review

    書誌情報:岩波新書(1112),iii+207頁,体価格700円,2008年1月22日 ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書) 作者: 堤未果出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/01/22メディア: 新書購入: 39人 クリック: 606回この商品を含むブログ (374件) を見る - 著者が描くアメリカの「暴走型市場原理システム」は,格差を人為的に作り出すことで,民営化された戦争(イラクは戦争請負会社にとっては「ゴールド・ラッシュ」!)を可能にしていることを報告している。期せずして,日にそくして二宮厚美が展望した憲法のカナリア「憲法25条+9条」が浮上しているといえよう(『憲法25条+9条の新福祉国家』かもがわ出版,2005年8月,asin:4876998868)。書の基的主張である,新自由主義(「経済重視の民主主義」)に代わる「いのちをものさしにした民主主義」がこれに

    ushiwatat
    ushiwatat 2008/02/27
    |アメリカの「暴走型市場原理システム」は,格差を人為的に作り出すことで,民営化された戦争(イラクは戦争請負会社にとっては「ゴールド・ラッシュ」!)を可能にしていることを報告|
  • 『「現代の貧困」 岩田正美』

    『現代の貧困 岩田 正美』 日における「貧困研究」は少ないです。ルポや自伝みたいなのはあっても・・・。なぜかというと世間もアカデミックも忘れていたから。このは冒頭から「貧困」自体を正確に測定することの困難さを説明することからはじまっています。また、書からはアカデミックの中での「貧困研究」自体の困難さも伺えました。 著者の岩田正美先生は日貧困研究の第一人者だそうです。『犯罪不安社会 』を読んでくださった方が気づかれると思いますが、「犯罪」は「貧困」との関わりから逃れることはできないと気が付き、自分で興味をもっていろいろな文献を読みましたが、数少ない日の「貧困」研究をされている岩田さんのはとても勉強になりました。こういった新書でわかりやすいは貴重だと思いました。 以下書に書いてあったことです。 ----------------引用 1956年の経済白書は「もはや戦後ではない」

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/09/19
    岩田正美『現代の貧困』。もう買ってたかな…。また豊崎由美・岡野宏文『百年の誤読』の「蟹工船」のくだりなどの引用。
  • 1