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ブックマーク / ameblo.jp/hiromiyasuhara (23)

  • 『秋葉原の事件のコメントメモ』

    秋葉原での事件、有識者、政治家、有名人(?)のコメントメモ。余裕があれば、随時追加していこうかと。 追記:ぶくまで「そんなネット社会批判とかオタク批判とかゲーム批判とか大したことないんじゃない?」(でいいんかしら?)っていってる方もいるんで、「こころ世代のテンノーゲーム」様と「Interdisciplinary」様をリンクさせていただきます。 あの一応いっておくと、私も、書いてるように、このたびの事件は「格差社会批判」的なものも、かなりでてきているので、まあマシにはなったかなあと思っておりますよ。 ただ、この2日間くらい調べて、「Interdisciplinary」様が拾ってくださっているみたいに新聞社説系はやっぱりうーんテンプレ多いかなあという印象かなあ。テレビは昼間の番組だったかなあ(だいたい仕事しながらつけてるんで)、ネットに残ってないだろうし、ソース出せなくてすいません。ただ、報道

  • 『「廃鶏」って失礼な!?』

    「赤福」とか「比内鶏」とか、なんか誰か死にましたっけ?という「品偽装」の件で“日全国レベル”で大騒ぎだけど、確かに“詐欺”って意味ではいかんのでしょうね。 ただ、「赤福」も「比内鶏」も“きれいに最後までおいしくいただくましょう!”という意味では、誉められるような仕事をしているんじゃないかなあと思います。 ------------ 「同社は卵を産みにくくなった「廃鶏」と呼ばれる雌の鶏の肉などを使い、二十四品目中、薫製やつみれなど十五品目で偽装していたことを県の調査や記者会見で認めている。「比内地鶏ブームに乗ろうと思ったが、比内地鶏を使うと採算が取れない」と偽装を主導してきたことを明らかにした。」東京新聞 - 2007年11月9日 ------------ 上のように「廃鶏」っていう言い方で報道されてますけど、これって“ひね鶏”とか中華でいう“老鶏”(ローチー)のことだよね。年寄りは味があ

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    ushiwatat 2007/11/22
    |確かに“詐欺”って意味ではいかんのでしょうね。 ただ、「赤福」も「比内鶏」も“きれいに最後までおいしくいただくましょう!”という意味では、誉められるような仕事をしているんじゃないかな|
  • 『赤木智弘さん、出版おめでとう』

    赤木智弘さんの新刊「若者を見殺しにする国―私を戦争に向かわせるものは何か」 読ませていただきました。 ものすごく的確だと思いました。いやほんとにきれいにまとめてるし、おもしろいです。 80~90年代をひきずっている人文系リベラル論者は基的に「消費者」の視点から書かれていますが、赤木さんは「消費者の視点との労働者の視点」(両方からの搾取といってもいいです)をきちんと捉えているなあーと思いました。消費者であり、労働者である両方から逃れられない私たちから見てどちらが現実を捕らえているかという言わずもがな、だと思います。 例えば、アマゾンのレコメンデーションシステム等をとって、「宿命を求める」などという論者もいますが、赤木さんは「それ誰が作っていると思ってるの?」という視点をきちんと射程に入れてるということです。赤木さんにしてみりゃ、そんな「宿命」なんて笑い飛ばすほどの宿命に相違ありません。そも

  • 『「ちょっとでも悪いものは入っていて欲しくない」』

    に関わる仕事をしていると、「ちょっとでも悪いものはべものに入っていて欲しくない」と言う人がわりといます。でも、前のエントリー でも書いたように、大騒ぎされた中国産のキクラゲは21666家族(4人)分の量をひとりでイッキいしないと、何も起きません。それも毎日。 「ちょっとでも悪い」という考え方で凝り固まっていると、ホメオパシーとやらにコロッとひっかかるんじゃないかと思います。すべては量の問題なので 基準値の10倍や100倍や1000倍程度なら、心配しなくていいかと。「量が一定量なければ、どんなものでも毒にも薬にもならない」が基。農薬の毒性で一番被害を蒙るのは農家の人だということをお忘れなく。キクラゲの違反って「2倍」なんですが、「よくもそんな少なくて済むような作り方してますね、すごい!」なんじゃないの? 0.02ppmって「一億分の2g」です。 では、テレビチャンピオンでもべられな

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    ushiwatat 2007/10/08
    食品輸入時の検査、また「食育」なるもののルーツについて。|最初に思っていた「ちょっとでも悪いものは入って欲しくない」という考え方がどういう「思考停止」なのかわかるんじゃないか|
  • 毒食品の嘘|女子リベ 安原宏美--編集者のブログ

    前回の『ニューズウィーク』 (2007.10.3)の特集-「危ない品」は危なくない-は良かったですね。こういった「検証」の記事が少し早い動きで出るようになったのかなとは思うのですが、いいことだと思います。 私はそもそもは生活情報誌に編集部で仕事をしてました。今でもレシピ仕事をしています。雑誌でアンケートをとっても「の不安」がすごくて、これは書きたくもないことを書かなくちゃいけない、書かなくちゃいけないことを書けない状況になるのは当に嫌だなと思います。 先日スーパーで買い物をしていたら、「この野菜は中国産しかないの!どうして!なんで!」と店員さんに怒っているおばさんがいました。なんだかもう・・・気持ちはわかるんですが、怖い・・・。 『ニューズウィーク』はこう報じます。 ---- 中国野菜をいっさい使わない「チャイナフリー」給を富山市がスタートさせたのは、9月のこと。349品目30

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    ushiwatat 2007/10/06
    煽った方が売れるのでしょうかね、やはり。松永和紀『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』(光文社新書)への言及も。
  • 『「現代の貧困」 岩田正美』

    『現代の貧困 岩田 正美』 日における「貧困研究」は少ないです。ルポや自伝みたいなのはあっても・・・。なぜかというと世間もアカデミックも忘れていたから。このは冒頭から「貧困」自体を正確に測定することの困難さを説明することからはじまっています。また、書からはアカデミックの中での「貧困研究」自体の困難さも伺えました。 著者の岩田正美先生は日貧困研究の第一人者だそうです。『犯罪不安社会 』を読んでくださった方が気づかれると思いますが、「犯罪」は「貧困」との関わりから逃れることはできないと気が付き、自分で興味をもっていろいろな文献を読みましたが、数少ない日の「貧困」研究をされている岩田さんのはとても勉強になりました。こういった新書でわかりやすいは貴重だと思いました。 以下書に書いてあったことです。 ----------------引用 1956年の経済白書は「もはや戦後ではない」

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    ushiwatat 2007/09/19
    岩田正美『現代の貧困』。もう買ってたかな…。また豊崎由美・岡野宏文『百年の誤読』の「蟹工船」のくだりなどの引用。
  • 『「水と健康」』

    どうも最近「の不安」を騒ぎすぎなんじゃないかと思います。「水の安全」も気になる人が多いようです。ここにつけこんだ詐欺商売もいろいろあるみたいですね。人間にとってなくてはならない「水」につけこんで恐怖をあおったり嘘をついたりするのは私は許されないことのように思うんですが。 良いがあったのでご紹介します。「水と健康―狼少年にご用心 (シリーズ・地球と人間の環境を考える)/林 俊郎」 というです。とてもわかりやすく、「水」に関わる問題で何が重要かを書いています。 の文章の前後を入れ替えて編集してますので、興味のある方はぜひ書をお読みいただければ幸いです。 ----------引用 トリハロメタンという物質の名を耳にしたことのある読者も多いだろう。水道水汚染の話ではこの物質をこわがる人がずいぶんいる。 トリハロメタンの名さえ出せば市民は震えあがり、浄水器が飛ぶように売れるらしい。長引く不

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    ushiwatat 2007/09/18
    塩素消毒とトリハロメタン商法、水質汚染と人糞など。たしかに記者氏の意見は本末転倒。
  • 刑務所ってどうよ? 2007|女子リベ 安原宏美--編集者のブログ

    2ちゃんねるの書き込みで、「こんな働き方(サビ残が多く、昇給もなく・・年収300万円ってどこの話?)なら刑務所のほうがマシなんじゃないか」というのをたまに見ます。一部の人でしょうが・・・刑務所内の「生活」ってあまりちゃんと知られていません。 刑務所は「犯罪者が罪を償うところ」と思っているかもしれないけれど(別にまちがってませんが)、行為だけ取り出せば「懲役」という刑罰は簡単にいうと「働く刑」なので「働く施設」です。 一部の方たちには憧れ(?)の刑務所はどういうところなのか、 『刑務所の風景―社会を見つめる刑務所モノグラフ/浜井 浩一』 からご紹介します。 ---- 次頁の表は平成16年版犯罪白書に掲載されていた、刑務官一人あたりの被収容者負担率を見たものである。 フランス 2003年 55,407(被収容者) 28,590(職員数) 負担率 1.9 ドイツ 2002年 79,262(被収容

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    ushiwatat 2007/08/04
    浜井浩一『刑務所の風景―社会を見つめる刑務所モノグラフ』(日本評論社、2006)
  • 『「毫も浮言誇辞なく、痛切多涙なり。」』

    前回のエントリー で 「ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場/小林 美希」 著をとりあげさせてもらいましたが、小林さんがあとがきで、「日の下層社会 (岩波文庫 青 109-1)/横山 源之助 」にこのようにふれています。 --- 就職率55.8%という超氷河期の2000年3月に大学を卒業した私は苦しい就職活動を経験した多くの新卒者のうちの一人だった。だからこそ、どうにかして生活の安定をはかりたいともがいている非正社員の一人一人の人生を考えると他人事とは思えなかった。取材を進めるうちに私は、明治時代に横山源之助が描いたルポルタージュ『日の下層社会』と現在の若者世代を重ねずにはいられなくなった。これは21世紀の「日の下層社会」の再来と思った。まだ人生がはじまったばかりだというのに、すでに疲弊している同世代を見ているうちに、個人の能力や努力という次元を超えた、構造的な問題が背景にある

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    ushiwatat 2007/07/24
    横山源之助『日本の下層社会』からの引用、また日中戦争時の新聞広告など。
  • 『「もうこの問題しかやらない」』

    1975年生まれの就職氷河期世代の若い記者が「派遣社員」の実態を書いたが『ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場/小林 美希著』。 若年層の非正規雇用の実態を最初に活字媒体「エコノミスト」で取り上げた功績、綿密な取材、そこに基づく分析力には感嘆しました。来の記者の仕事、その気迫を見せていただいた気がします。アマゾンのレビューこぞって5つ星ですね。同感です。 あと、新人の彼女の企画をとりあげてくれたデスクやこのルポをに残さなくてはと出版された単行の編集者。まだ実績の少ない小さな人間の企画に耳を傾けてくれようとする人が少なくなっているなか、彼女をサポートしたまわりの人たちにも感謝したくなるでした。彼女はほんとにかっこいい。記者や編集者はほんとに読んでほしいと思います。たったひとりでもできることがたくさんあると思います。 彼女は自らが、何十社と就職試験を受け、民事再生法を申請したば

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    ushiwatat 2007/07/20
    小林美希『ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場』について。 週刊「エコノミスト」での顛末、介護現場の悲惨な現状などの記述。
  • 『赤木智弘さん、「強者女性」に「かわいい!」といわれる。』

    ここらへん界隈では話題の赤木智弘さんの「ひっぱたきたい 」論文ですが、私がたまに仕事をしている女性誌界隈では、まったく知られていません(まあそりゃそうか)。それに、ここらへん界隈では、赤木さんはあっちこっちで攻撃にあっているようにも見うけられますが、なんか、90年代に「人を殺しては、どうしてダメなんですか」といった少年にびびりまくった左陣営を思い出します。 論文読ませていただくと、単純に「戦争に行かせないでくれー」ともいってるし、ブログを見れば「仕事します!」ともいってるし、まあ「戦争行っちゃうよりは、専業(でも兼業でもいいが)主夫になってもらったほうがいいんでは?もしくは仕事してもらったほうがいいんでは?」と思い、さらに赤川学さんが話してるようなハイパーガミー(上方婚)の話も対象に向けて書けるし(強者女性自身も悩みどころでもあるのはなんとなくわかってます)、と思いまして、じゃあ「(相対的

  • 『家と貧困』

    前回の続きです。 『児童虐待のポリティクス』上野加代子編著のなかの山野良一さんの論考でおもしろかったのは、「住宅と虐待の関係」にもアジェンダ設定をしているところです。 ---------- (虐待家族)の東京都や川崎市の調査では、単に集合住宅が多いことしか判明しないが、「子総研調査」では、ほとんどの家庭が、賃貸住宅であり、持ち家率(15.2%)が極端に低いことが分かる。 平成12年の国勢調査では全世帯の持ち家率は61.1%となっており、虐待問題を抱える家族の持ち家率がいかに低いかが分かるだろう。なおちなみに全国の母子世帯の持ち家率も20.6%でしかない(平成15年度母子世帯調査)。 虐待問題があるとされる家庭を訪問して分かるのだが、住居環境のひどさが目立つ。部屋数で見ると、2間や3間以下の家庭がほとんどであり、子どもが自分の部屋を持っているケースは少数だ。多子家庭も相変わらず多く、子どもに

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    ushiwatat 2007/07/02
    児童虐待と家庭の経済事情の相関について。児童福祉司の山野良一氏の論考(上野加代子編著『児童虐待のポリティクス―「こころ」の問題から「社会」の問題へ』所収)からの抜粋を含む。
  • 『彼らは本当に苦労しているのだ。』

    先日、フジの深夜番組でFNSドキュメンタリー受賞作の番組をやっていました。これ非常に良い番組でした。この番組のディレクターである高橋龍平さんは29才。若いディレクターさんで、彼が語り部となって話がすすみます。この高橋さんのマスコミ人らしくないズカズカと踏み込まない慎重な姿勢がネカフェ難民の「諦念」さを見事に映しきっていて、でもその高橋さんと「もやい」の湯浅さんが結果的には取材対象者であった彼に「25条」をお題目からではなく気づかせていく経緯はほんと見ごたえがありました。あと、突然解雇通告を受け、生活に困窮した女性が会社に「解雇は不当である」(大意)とのFAXを「どきどきします」といいながら送り、まわりから少ないけどパチパチと拍手がおきたときなんて私もいっしょに拍手してましたよ(笑) しかし湯浅さんてハードでかっこいいなー。これゴールデンで放送すればいいのに。変わると思うよ、世論。 http

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    ushiwatat 2007/06/27
    児童虐待と家庭の経済事情の相関について。児童福祉司の山野良一氏の論考(上野加代子編著『児童虐待のポリティクス―「こころ」の問題から「社会」の問題へ』所収)からの抜粋を含む。
  • 『「ウェブ社会の思想」読んだよ。』

    ブログで論宅さんに「安原さん、鈴木謙介さんの新刊でネトウヨっていわれてますよ、典型的だよ」(大意)っていわれたので、「ウェブ社会の思想―〈遍在する私〉をどう生きるか 」読んでみることにしました。論宅さんはコメント欄のやりとりの中で確かに「ふるまいでなく内容ですね、ごめんなさい(大意)」とおっしゃってるので論宅さんに別に何も言う気はないのですが、論宅さんのブログを読む限り読解力もあるであろうに、そういうふうにひもづけてしまうような記述はどうなんだろう?と思って読んでみました。 ----- その中でも、特に書の中で中心的に扱いたいのは、情報社会における「宿命」の前景化という問題だ。情報社会の現代における目標は、私の考えでは、おおむね次のようなものになっているように思われる。すなわち、社会生活のさまざまな場面で、自分は何を選んだか、何を考えたかということが、あるものは意図的に、あるものは自動的

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    ushiwatat 2007/06/22
    鈴木謙介『ウェブ社会の思想』を分析芸として読む試みということでよろしいか。本が手許にないしよくわからないけど。
  • 『14歳レベルくらいにはなりたいものです。』

    相変わらず少年の事件が起きると、「ゲーム」とか「マンガ」のせいにされてたりしてるね・・・。うーん、今どき、部屋のなかに「ゲーム」も「マンガ」もない子がいたら、そっちのほうが驚くんだか。例えば「日文学全集」とかあったほうが驚くんだけど(笑)。そしたら「日文学全集のせいだ」とかいうんだろうか? さてと、日がPISAの学力テストが「落ちた」ということで、「学力低下」だと騒がれてたんだけど、それを以前エントリーで取り上げたことがあります。 http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10016028633.html http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/entry-10016182461.html 「落ちた」といっても、人口規模が大きい国のなかで、トータルしてみればトップクラスであるというのを前提で読んでね(つまり日の子供たちは相対

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    ushiwatat 2007/06/08
    |1994年のスェーデン文部省によると、学校の任務は「生徒に、将来を築くという困難な事業への楽観的な展望を与えること」だそうです。|
  • 『『危ない』ニュースのウソ★ホント』

    どうも自分の書いた記事を紹介するのは恥ずかしいのですが、「深夜のシマネコ 」の赤木智弘さんに発見されてしまいました(はやっ)。ご丁寧に感想メールもいただき、ブログにも掲載いただきまして、ありがとうございました。(*゚ー゚)ゞ 学研の『おはよう奥さん 』という小さいお子さんを持つ主婦向けの雑誌があるんですが、今月号で -今の子どものまわりは“危険”がいっぱい? 『危ないニュース』のウソ★ホント- という記事を全5ページ書かせていただきました。 「日の治安悪化」の不安については龍谷大学法科大学院 浜井浩一先生、「ゲーム脳」の不安についてはお茶の水女子大学 坂元章先生、「」と「環境悪化」の不安については、東京大学先端技術研究所 渡辺正先生の取材をさせていただきました。どちらの先生も取材を快諾いただきまして、当に心より御礼申し上げます。 この記事は私のブログを読んでくださった、あるライターの

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    ushiwatat 2007/06/04
    ブログから始まる雑誌コラムの執筆。
  • 『「帰る場所ない」&「心の闇」一般化は危険』

    『犯罪不安社会 』の共著者のおふたりの記事が相次いで、新聞に掲載されているのでご紹介します。浜井浩一先生から。先日学会で発表された分析です。 --------------------------------------- 満期釈放受刑者の4割超、「帰る場所ない」 2007年05月26日 朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/0526/OSK200705260041.html 刑務所からの満期釈放者のうち、30年前には9%だった「帰る場所がない」人が、05年には4割を超えたことが、龍谷大学矯正・保護研究センターの浜井浩一教授の分析でわかった。厚生労働省研究班調査で25日、知的障害がある受刑者の約半数に引受人がなく、生活苦が再犯につながっていると明らかになったばかり。浜井教授は「社会に居場所がないと、刑務所に戻るために微罪を重ねる累犯につながりやす

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    ushiwatat 2007/06/02
    コメント欄が宮台真司論になっている。
  • 『後藤和智さんインタビュー 後半』

    前回の後藤和智さんのインタビュー の続きです。 安原 そういえば、「生活世界の崩壊」によって、警察の「現場力」がなくなった、聞き込みが効かなくなったみたいなこと書いてらした社会学者の方がいましたよね。一応証拠物件、以下。 宮台 「・・・・だって刑事犯罪の検挙率が3割になったんだぜ」 西村 「えっ。いまそんなに低いんですが。もともと8割だったでしょ。」 宮台 「そう。でも去年が28%に落ちて、今年は10%台に落ちたでしょ。18%か19%に落ちたでしょ」 西村 「マジでですか。なんでまた」 宮台 「だから、従来の捜査手法が通じないわけ。具体的には、足で稼いで目撃情報掴んで、あるいは証拠品から遺留品からやっぱり足で稼いで、物の足取りを追って。昔と同じようにやってるの。すごい人を使って。でも最近ではぜんぜん行き当たらないわけ」 西村 「いつ頃からですか、下がったのは」 宮台 「85年からだね。85

  • 『後藤和智さんインタビュー 前半』

    後藤和智さんの『左派は「若者」を見誤っていないか』という論考が『論座』2007年6月号に掲載されております。私も微力ながら編集をお手伝いした縁で、この論考を書くにあたって、後藤さんが考えていらっしゃることなどをお伺いしました。いつも楽しく(?)拝見しているブログ「冬枯れの街」の遊さんにもご同席してもらいました。 『論座』 2007年6月号目次 http://opendoors.asahi.com/data/detail/8090.shtml 新・後藤和智事務所 ~若者報道から見た日 http://kgotoworks.cocolog-nifty.com/ 冬枯れの街 http://newmoon1.bblog.jp/ 安原 後藤さんや遊さんの現在の若者に関する言論状況の認識ですが、以下であっていますか。 「『若者論』という意味でも『若者論者』という意味でも、現在マスコミに散見されるの

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    ushiwatat 2007/05/30
    ポストモダン論者・俗流若者論への批判など。|「どんな思考停止なのか」の「どんな」のほうが重要だなと思うのです。|
  • 『SPAえらい。東京新聞にキレる…。』

    都知事選のときは「黒川さんが一番いいって!テレビ討論見た?一番勉強してるってー」と周囲に半ば白眼視されつつ(笑)、「安原、左じゃなかったの?」と意味不明(いつ分類されてたんだ!)なつっこみをもらいつつ…エントリーをあげていた私ですが、今週のSPA!えらい。特集「オリンピック計画の7つの大問題」から、抜粋。 そもそも東京五輪の開催地にはどれだけのカネがかかるのか。都の試算によると、主要3施設の建設費として、メインスタジアム1170億円、選手村1353億円、メディアセンター1528億円をそれぞれ計上。これに既存施設の整備費968億円を加えた約500億円が施設整備費となる。ところが都ではメインスタジアムは国有施設として国が建設し、選手村とメディアセンターは民間業者のカネを期待。さらに施設整備も国の補助金を当て込んでおり、都の負担は10分の1以下の453億円で済むを皮算用。そのため「カネのかからな

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/04/24
    少年法改正の実効性への疑義。とは言え「犯罪不安社会」では実効性が重要視されないのもまた事実か?