今日の横浜北部はやや寒かったのですが、朝から快晴の素晴らしい天気でした。日差しは「春」です。 さて、昨日のエントリーの続きを。 90年代に戦略学の分野で集中的に議論された、いわゆる「軍事における革命」(RMA)の主唱者たちが、 「本物のRMAが起こるためには、技術面、ドクトリン・作戦面、そして組織面の、3つの分野でのイノベーションが必要だ」 と言っていたことを踏まえて、私は、 「日本の“ものづくり”を中心としたテクノロジーの考え方というのは、それ以外の(2つの)要素を無視しているために、バランスを決定的に欠いている」 ということが言えるのでは、という分析をしたわけですが、最近入手した本の中で、これに加えるべき非常に興味深い記述があったので、それを簡単に触れたいと思います。 その本とは、 キッチンの歴史: 料理道具が変えた人類の食文化 ビー・ウィルソン (著), 真田 由美子 (訳) という