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ブックマーク / digi-log.blogspot.com (7)

  • 中国人の語る中華思想とは

    十代の最後の頃、中国人の集まりにやめとけばいいのにモンゴル人の友人を招いたことがある。モンゴルからの友人は当然のように中国は内モンゴルを「返還」すべきだと言う。一方の中国人は猛反対し激しい論戦になった。 大学生のときに住んでいた寮の半分くらいは中国人で、私はよく彼らと酒を飲んだ。彼らはすぐに日戦争責任を追求するし、東アジアにおける中国の覇権について話していた。彼らは結構普通に「日中国の一部です」と言っていた。私は、まあ幾分かは困りながらも、そういう話になると熱くなるタイプだったので日の正当性を訴えたり、逆に謝ったりしたものだった。 そもそも半分くらいの中国人は日語を話さなかったし、私も私で英語で上手く話せなかった。それに中国人の人名を中国語風の発音できないのだから、細かい話なんてできるわけがなかった。まあ、それでも異文化交流として楽しかった。 知性ある彼らが中国教育とメディア

  • 自分の希望を叶えるには、まず人の有能感を満たすこと

    夜のファミレスにはなかなか帰らない客が来るものだ。僕は彼らから多くを学べた。 十代の頃、僕はファミレスでバイトをしていた。和でちょっと高めのファミレス。こう言えば、大体どの店か分かってくれるかもしれない。 僕は深夜枠で働いていた。閉店は2時。次の朝の大学のことも考えると一秒でも早く店を閉め、家に帰りたかった。 しかし、帰らない客というのも多くいた。 それは大概、五十過ぎのおっさんだった。 日酒を頼み、ちびりちびりと呑む。そして、ぽつりぽつりとつまみの注文を入れる。そして、いつも閉店時間よりも遅くに帰るのだ。 僕は若かった。僕は彼に「閉店時間は2時になっておりますので、宜しくお願いします」と言ったことがある。 失敗だった。 おっさんはぶちきれた。――俺は客だ。頼んだ酒を呑んでて何が悪い?――その夜は眠らせてもらえなかった。 こういうおっさんは一人ではなかった。 世の中にはいるものだ。深夜

    ushiwatat
    ushiwatat 2009/04/26
    後半に捻りが。 |貧しいものには与えるな、奪わせるのだ、と。与えると彼らは僻むのである| 出典はどこだろう。『ツァラトゥストラ』の冒頭に似たようなのがあるかな?『人間的』『アンチ・クリスト』?
  • 友人の回復を祝う | digi-log

    2008-12-24 友人の回復を祝う 「ホームレス」と呼ばれた友人がいる。 中学生の頃の友人である。彼は身だしなみ、殊に頭髪に無頓着であり、同級生は彼の頭を見て「葱坊主」とか「いが栗」「馬糞うに」などと呼んでいた。中学校を卒業する頃には最終的に「ホームレス」と呼ばれていた。 別にいじめとかではない。そこには親しみがあったし(事実、彼を「馬糞うに」と命名したのは彼の恋人であったし、彼女こそが頻繁に彼を「うに頭」「葱坊主」と呼んでいた)、彼は彼で全く身だしなみへの無頓着さを改めようとはしなかったのだから。 そんな彼と久々にゆっくりと酒を飲む機会がこのところ続いている。 実はこの彼こそが私の第一の友人である。コンサルからプライベート・エクイティーの世界へといった友人、メキシコからの友人も大切な、当にかけがえのない友人だが、それでもやはり私はこの「ホームレス」と呼ばれた友人を愛してやまない。

  • 情報の価値を決める4つの基準

    世界の情報は、私を圧倒している。全てをしっかりと読むには新聞は大きく厚く、TVは膨大な時間のコンテンツを放映する。ウェブページは無限にあり、RSSは無数のエントリを運ぶ。電話やメールがパンクすることは私にはないが、世界は人に溢れていて、その気になればメールと電話のやりとりで時間を潰せることも目にみえている。DVDもCDも書籍も、追い掛けられる上限を遥かに越えている。 私は少しでも情報摂取を効率化しようとした。新聞は見出しを眺め速読し、TVは「ながら視聴」しかせず(個別情報のためというよりは、NHKがどのように報じているかを知るために)、ウェブのリンクを辿ることは禁止し、RSSリーダを利用し、登録フィードも50を越えないようにした。調べ事は事前にメモしておいてダラダラとブラウジングすることを避ける。集中したいときには携帯の電源を切り、人と会う前には話すことをメモし、電話をするならばメールをし

    ushiwatat
    ushiwatat 2008/12/28
    |情報とは何か。情報とは「それを摂取することによって、その後の行動が変わるもの」といえることに思い至った|
  • 通夜(3)

  • 人付き合いについて、もう一言

    もう一つ言いたいことがあります。いや、当はいくらでもあるんですけど、よく「馬鹿と同じ土俵に上がるな」的なアドヴァイスってありますよね? 「低レヴェルなやつと向き合うと、同じレヴェルになる」とかなんとか。 あれ嘘です。ていうか間違いです。テレビの見過ぎです。 真っ向から取り組むか、全力で逃げるかテレビとかだとさ、やな奴に囲まれても、そいつらと取り合わないで超然とした態度を取っていると、最後には見直されて仲良くなったりするじゃないですか。途中でイイトコ見つけちゃったり、逆に努力に感動されちゃったりして。 そんなことありえないです。いや、そういう態度を、ある時点での戦略に取り入れるのは結構ですが、筋は「真っ向から取り組む」か「全力で逃げる」か、です。 「馬鹿は取り合わないでいよう」は通用しない学校の苛めとかありましたよね? そういう時「ああ、苛める奴はレベルが低いんだ、取り合わないようにしよ

  • Googleマップ ストリートビューは地図ではなく仮想世界だ

    Googleマップ ストリートビューの気持ち悪さ を書いたら、Googleマップが地図ではなく仮想世界であることに気づいた。このことをどう考えるべきだろうか。 Googleマップ ストリートビューは地図ではない。地図とは俯瞰するものだ。その中で移動できるのもは地図ではない。仮想世界だ。グーグルは地図を作成するふりをすることで、リアルで広大な仮想世界を安価に手にいれてしまった。 Google マップとは「地図」ではなく、仮想世界をリアルかつ安価に構築する技法だったのだろう。これほどにリアルな仮想世界を作るには、実際に撮影してしまうのが一番安あがりだ。こうして「構築 = 撮影」した仮想世界を活用するだけの能力を Google は十分に有している。この映像を更に分析し、衛生からの画像とも合成することで 3D 世界としての操作性を上げることも可能だろう。 そこから何が起きる? ネットゲーム? いや

    ushiwatat
    ushiwatat 2008/08/10
    注の2が気になる。
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