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本は重くてかさばるため、書籍としての形に愛着がないのであればPDFやJPEGなどのデジタルデータに変換してPCなどで読めるようにした方がなにかと便利です。しかし、データ化するには本をスキャンする必要があり、スキャンするためには本を一度バラバラにしなければきれいにスキャンできません。 ところが、今後は本を切断したり裁断したりすることなく、そのままデータ化する「非破壊自炊」の時代かもしれません。 ◆「自炊」とは? by 池田隆一 本をスキャンしてデータ化することを、“自分で(データを)吸い出す”ことから「自炊(じすい)」と呼びます。マンガや雑誌をネット上でやり取りするためにスキャンする行為が発祥だと考えられています。スキャナーが登場した頃から本をスキャンするという発想はありましたが、1冊まるごとスキャンしてデータ化するツワモノはそれほど多くありませんでした。 発祥ゆえにネットスラングとして扱わ
オーリッドという日本のIT企業が注目を集めている。売上高は40億円規模。法人向けWebサービスを提供していたが、昨年から個人向けサービス「KYBER」を開始した。16日に発売した「KYBER Smartnote」(写真、3冊1500円)は、そのサービスの目玉だ。 見た目はごく普通のノート。メモをしたり、議事録をとったり、普通のノートとして使える。ノートをiPhone付属のカメラで撮影し、KYBERのWebサイトにアップロードすると、画像のデータがクラウドサーバー上で管理される(Androidには10月対応予定)。そこまではこれまでのクラウドサービスにもあったもの。「Evernote」を思い浮かべる人もいるだろう。 だが、話はここからだ。 しばらくすると、手書きのメモが文字データになって送られてくる。いわゆるOCR(画像からの文字起こし)だが、その精度は異様に高い。ほぼ完璧だ。納品までも最速
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