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ブックマーク / kojika.hatenablog.com (3)

  • サザエさんの脚本の話 - 小鹿

    自分もいつサザエさんの脚を任されるかわからないので、じゃあこっちから行ってやるよという気持ちでサザエさんの脚を書こうと思ったんですが、実はすごく難しいということがわかりました。しれっとここに書いちゃうつもりだった。でもサザエさんの脚はすごく難しいんですよ。まず、毎回タイトルから脱線したりしない。というか、タイトルに関係のあることしか描かれない。自分は脱線したがりなので脱線しないのはすごくつらいです。むしろ脱線しかしたくない。どうしたらいいですか。あと、ちゃんと起承転結がある。これもすごい。タイトルが出る前のちょっとしたやりとりが起です。自分は起の時点でまず何をしたらいいのかよくわかんない。おろおろしちゃう。あの小話みたいなやつはどうやったら書けるんでしょうか。それから毎回そんなにおもしろくないのがすごい。おもしろくないけどちゃんとオチがある。あれはぜったいわざとおもしろくなくしてます

    サザエさんの脚本の話 - 小鹿
  • パン - 小鹿

    今日は電車で座席に座って音楽を聴いていました。イェイイェイイェイイェイイェイウォウウォウウォウウォーとか言ってたら、焼きたてのパンのすごいいいにおいがしてきたので、おやと思ってまわりを見渡すけど誰もパンの袋を持ってない。まあいいやと思ってまたイェイイェイウォーウォー言ってたらまたパンのいいにおいがしてきて、これはヴィドフランスだ!と思ってパンの袋をさがすけど誰も持ってない。それでパンのにおいをよくかいでみるとどうも隣のおじさんからしているような気がする。それに気づいてからというもの、そのおじさんを見る目が変わりましたね。それまではただのちょっとかっぷくのいいおじさんだと思っていたのに、パンのにおいがしたときから、その大きいおなかにたくさんの焼きたてのパンがつまっているような感じがしてかじりつきたくてしょうがなかった。おなかをすかしてアンパンマンに出会ったときの動物人間たちの気持ちがわかった

    パン - 小鹿
  • U Don't Cry - 小鹿

    第一章 あたしはヒロ。 見てのとおり平凡な女子高生。 「ヒロー!!」 後ろから追いかけてきたあの子はヒロコ。 あたしのクラスメイトでソウルメイト。 ヒロコが死んだらあたしも死ぬ。 「ヒロー!!」 もう一人追いかけてきたあいつはヒロト。 ヒロコとヒロトとあたしでよくつるんでる。 ヒロトは誰が見てもイケメンだ。 今日もまたあたしの一日がはじまる。 第二章 いつもどおり放課後はシブヤに集合。 シブヤはいつも、すさんだあたしの心を受け止めてくれる。 「ヒロ、今日は元気ないじゃん!」 「そんなことないよ」 「そうかなー」 ヒロコが気づいてくれた。 あたしは確かに元気がなかったんだ。 寒くて体の節々が痛む。 「おう、今日はどうする?」 イケメンのヒロトがなにか言った。 その瞬間キュピーンときた。 あたし、ヒロトが好き! あたしはヒロトの手を取って走り出す。 「おう! オレも前からヒロのこと好きだった!

    U Don't Cry - 小鹿
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