パナソニックでは2015年から石油由来プラスチック削減に向けた研究に着手し、植物由来のセルロースファイバーを高濃度で樹脂に複合する技術を開発。「kinari(キナリ)」の名称で提供を開始した。持続可能な社会を目指し、グローバル規模でSDGsへの取り組みが加速している。サステナブル素材が目指す未来の姿を関係者の言葉から探る。 植物由来のプラスチック「kinari」とは? 我々は多くの環境課題に直面しているが、その中でもプラスチック問題は避けて通れない。環境省によれば、回収されたプラスチックごみの79%が埋め立てあるいは海洋などへ投棄されており、2050年には海洋中のプラスチック量が魚の数以上に増加するとしている。これらの問題に対し、SDGsの「目標12」では天然資源の効率的な利用、「目標14」では海洋ゴミの大幅削減を定めるなど、石油由来プラスチックに代わる次の一手が求められている。 パナソニ
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