カタールを拠点とする衛星テレビ局アルジャジーラのロゴ(2013年8月16日撮影)。(c)AFP/STAN HONDA 【6月9日 AFP】カタールを拠点とする大手衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)は8日、「すべてのシステム」を標的とした大規模なサイバー攻撃に見舞われているとツイッター(Twitter)を通じて発表した。サウジアラビアなどがカタールとの国交断絶を表明して中東の緊張が高まる中、かねてカタールと周辺諸国との紛争の元だった同局が何者かに狙われた格好だ。 サイバー攻撃が伝えられた後、中東ではアルジャジーラの放送が受信できなくなった視聴者も出ているという。 世界屈指の規模を誇るニュースメディアであるアルジャジーラをめぐっては、報道が偏向していたり域内での混乱を扇動していたりするとして近隣諸国が非難。カタールとの対立の火種になっている。 サウジアラビアやアラブ首長国連邦(