【3月13日 AFP】食糧危機を報じる際の課題は、栄養不良の子どもたちや、あばら骨が浮き上がった子どもたちを見せることだけではない。確かに彼らは問題の一部であり、あまりに悲惨であるがゆえに、恐らくは反響が最も大きい部分でもある。 南スーダン・アウェルの国境なき医師団(MSF)の医療施設で、急性栄養失調に苦しむ生後11か月の赤ちゃん(2016年10月撮影)。(c)AFP/Albert Gonzalez Farran だが、それ以外にもたくさんある。 食べ物を待つ人々、食べるために木から葉を集めている人々、それしかないからと植物の茎を食べている人々がいる。カメラマンとしての私の課題は、こういった光景をすべて捉えて、問題の複雑さを伝えることだ。 先月、南スーダンの一部地域における飢饉(ききん)の発生が発表された。過去6年間で世界初であり、メディアが一斉に報じた。だが戦争で荒廃したこの国の現場の人
![【AFP記者コラム】この国に生まれた悲運、南スーダンの絶望](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/074d81b2bf084629a4610df55fb077668e70c9ab/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fc%2F1000x%2Fimg_0c0f76ea1b78ae0fbcd06666aa994e85211141.jpg)