コンゴの紛争下における性暴力、紛争鉱物とグローバル経済――ドキュメンタリー映画『女を修理する男』上映会 米川正子 / 国際関係論 華井和代 / 国際紛争研究 国際 #性暴力#等身大のアフリカ/最前線のアフリカ#コンゴ#女を修理する男 シリーズ「等身大のアフリカ/最前線のアフリカ」では、マスメディアが伝えてこなかったアフリカ、とくに等身大の日常生活や最前線の現地情報を気鋭の研究者、 熟練のフィールドワーカーがお伝えします。今月は「最前線のアフリカ」です。 1996年に、ルワンダ虐殺の首謀者の掃討、コンゴのモブツ独裁政権の打倒などの理由から、ルワンダをはじめとする周辺諸国が介入して以降、コンゴ民主共和国(以下、コンゴ)東部では20年にわたって「紛争状態」が続いている(注1)。 (注1)「紛争状態」とは、公式には外国軍が撤退し、コンゴ政府と反政府武装勢力との和解が成立しているものの、残存する外国