米国時間10月23日、「Oracle OpenWorld San Francisco 2006」は実質的な初日を迎え、データベース製品の責任者でサーバテクノロジー部門の執行副社長を務めるチャック・ロズワット氏が午前のキーノートに登壇した。彼は先ずは、データ量があいかわらず膨大に増え続けている現状の説明からプレゼンテーションを始めた。 「業界によっては、より大量のデータを蓄積する必要が出てきてる。例えば、新たなデータの種類として、ビデオデータが注目されている。YouTubeのように大量のビデオデータを蓄積するニーズへの対応も重要だ。そういった状況下で、データ量はペタバイトを超えエキサバイトの域にまで膨れ上がり、過去1年間に蓄積された新たな情報だけでも、積み上げれば地球から火星に行くくらいの量がある」(ロズワット氏) さらにエンロン事件以降、SOX法などの法的な規制強化により監査の重要性が増し