▲新潟県新発田市のデンカセメント新発田サービスステーションで活躍していたKATO8トンのボランティア作業に参加した時の岸由一郎さん。この機関車はのちに小ブログで引き取り先を募ってめでたく保存先が決まり、岸さんもたいへんよろこんでおられた。'03.10.20 P:笹田昌宏 昨年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震の際、駒の湯温泉で犠牲となった鉄道博物館学芸員の岸由一郎さんを偲ぶ本が出版されました。『あの電車を救え! 親友・岸由一郎とともに』(JTBパブリッシング発売)と題されたこの本は、学生時代から無二の親友として行動を共にしてきた笹田昌宏さんが岸さんへの断ち切りがたい思いを綴ったまさに慟哭の書で、齢35歳で散った岸さんの生き様とともに、二人の築いてきた友情に思わず目頭が熱くなります。 岸由一郎さんは1972(昭和47)年群馬県前橋市のお生まれ。福井大学付属中学校に進まれ、東京学芸大学入学