高速の中央分離帯に「物流新幹線」を 業界団体など提言2009年12月14日 印刷 ソーシャルブックマーク 有識者らの委員会が提言した「東海道物流新幹線」のイメージ 建設中の高速道路の中央分離帯を利用して東京と名古屋、大阪を結ぶ貨物専用の新幹線の実現を求める提言を、物流業界団体幹部や有識者でつくる「東海道物流新幹線構想委員会」(委員長=中村英夫・東京都市大学学長)が7日、公表した。二酸化炭素(CO2)の排出を抑え、交通事故も減り、トラック運転手不足も解消できるとアピールしている。 同委員会がまとめた報告書によると、東海道物流新幹線が想定するのは新東名(2012年一部開通予定)と新名神(一部開通済み)。中央分離帯や用地買収済みで使用しない車線を活用する。東京、名古屋、大阪のほか数カ所にターミナルを置き、運行距離は約600キロ。年間のCO2排出量は約300万トン減らせるとしている。 同委員会は0