電源の無い場所でも、熱や振動などから電力を確保して機器を動かすという「ハーベスタ技術」が普及し始めている。今までもソーラーセルで動く電卓や腕の揺れで発電する腕時計があったわけだから、特別に新しい話題ではないが、最近はいろいろな発電方法が出てきているらしい。 もちろん、大きな電力は得られないので動作させられる機器は限られる。 例えば、EDN Japanの記事 ハーベスタ技術は離陸するかで紹介されている EnOcean社の照明用スイッチは、スイッチを押す力でコイルと磁石を使って発電、無線パケットを発信し、照明機器側に取り付けた受信機で明かりの電源を操作することができる。これにより配線なしに任意の場所にスイッチを設置することができ、機能自体のコストは多少かかるものの、長い電源線を配線する必要がなくなることで釣り合うらしい。