日本のインターネット業界の寵児(ちょうじ)ともてはやされたライブドアのつまずきと対照的に、米国ではネット検索最大手グーグルの勢いが止まらない。記録的な成長はネットビジネスの世界ばかりか、他の業界も揺るがし、安全保障や文化の分野でも摩擦や懸念を生じさせている。2人の若者が1998年9月に設立して7年余り。シリコンバレー発の新たな「革命」とされるグーグル旋風の波紋はどこまで広がるのか。(ニューヨーク 大塚隆一) ■記録 ライブドアに強制捜査の手が入り、株価の急落が始まった今月17日。米国ではグーグルがまた新たな事業計画を発表した。ラジオ広告会社の買収である。 翌日の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは1面トップでこう報じた。 「グーグル、旧メディアの世界へさらに一歩。次の標的はテレビか」 創設者のサーゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ両氏(共に32歳)は、それぞれ技術担当、製品担当の社長を務める。
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