「戦国自衛隊」や「積木くずし」などで知られる、映画監督の齋藤光正さんが25日夜、肺炎のため、東京都内の病院で亡くなりました。80歳でした。 齋藤さんは山口県出身。 大学在学中に映画会社の日活に入社し、昭和42年に太宰治の娘の手記を基にした映画「斜陽のおもかげ」で、監督としてデビューしました。 昭和46年に日活を退社してフリーになったあとは、推理作家の横溝正史さんのミステリー小説が原作の「悪魔が来りて笛を吹く」や、自衛隊が戦国時代の日本にタイムスリップして戦うSFの「戦国自衛隊」、それに非行に走る娘と親との葛藤を描いた「積木くずし」など、幅広いジャンルの映画を作ってきました。 また、テレビドラマの「太陽にほえろ!」や、「子連れ狼」などの演出も手がけました。 齋藤さんは1年半ほど前に体調を崩し、東京都内の病院に入院していたということで、25日午後9時40分に、肺炎のため亡くなりました。