オープンソースのアンチウイルスソフト、ClamAVを使ったアプライアンスを販売するBarracuda Networksがアンチウイルス大手Trend Microの特許を侵害しているとして起こされた訴訟において、当該特許に先行事例が存在したという宣誓供述書が提出された(Open Tech Pressの記事)。Trend Microの米国特許第5623600号はゲートウェイ型のウイルス検出手法に関するもので、1995年9月26日の申請。これに対し1995年1月にリリースされたスウェーデンのTFS Gatewayという製品がゲートウェイ方式を採用しており、米国にも出荷されていたという証言が、当のTFS Gatewayの開発者であるGoran Fransson氏によって行われた。Fransson氏はBarracudaとは直接関係を持たないが、親オープンソース派ということで一役買ったとのことである。