NECは3月28日、ISP事業「BIGLOBE」を分社化し、新会社「NECビッグローブ」を7月1日に設立すると発表した。ブロードバンドの普及や放送と通信の融合、新しいWebサービスの登場といった事業環境の変化に対し、本体から切り離した事業会社とすることで機敏に対応し、住友商事や電通らの資本参加を得て事業の育成・拡大を図っていく。現在600億円超の売上高を、2008年度に1000億円超に引き上げるのが目標だ。 分社型新設分割(物的分割)方式で設立。代表取締役社長はNECで個人向け事業を担当する片山徹専務が就任し、代表取締役専務にNECの佐久間洋BIGLOBE事業本部長が就く。従業員は約500人の予定。 7月末までに総額127億円の第三者割当増資を実施し、住友商事、大和証券グループ本社、三井住友銀行、電通、博報堂が引き受ける。増資後資本金は104億円となり、出資比率はNECが78%、住友商事が