近藤勇を主人公に、京都守護職下の警備組織として知られる新選組が題材。既存の歴史小説を原作としないオリジナル作品でもあった。原作・脚本は、舞台や民放ドラマを手がける三谷幸喜で、三谷はこれが大河初脚本となった。近藤と坂本龍馬や桂小五郎が江戸で知り合っている、野口健司、浅野薫など史実では粛清された隊士を生存させたまま退場させる等、史実と異なる大胆な創作を盛り込みながら、同じ三谷脚本の『竜馬におまかせ!』(日本テレビ系列)でも掲げた「幕末青春グラフティ」(尊皇攘夷の名の元に若者達が繰り広げる青春群像劇)をテーマに、「近藤勇の人生における重要な49日」を取り上げ、基本的にその1日を1話で構成するスタンスをとった。一方で、明保野亭事件など史実の新選組が出動したエピソードの一部には描かれなかった出来事もあった。 大河ドラマ初出演で主演を務めた香取(当時SMAP)をはじめ[1]、これまで年配の役者が演じる