覚せい剤取締法違反事件で有罪が確定した元女優、酒井法子さん(39)が主役の声優を務めたアニメ映画を巡り、「事件で上映中止を余儀なくされ損害を被った」などとして、映画の製作委員会が酒井さんと所属していた「サンミュージックプロダクション」(東京都新宿区)に計約2100万円の賠償を求める訴訟を起こしていたことが分かった。東京地裁で15日にあった第1回口頭弁論で、酒井さん側は争う姿勢を示したとみられる。 【写真特集】酒井法子被告:保釈 「申し訳ありませんでした」頭下げ(09年9月) 訴えによると、映画は障害を持つ兄がいる少女を主人公に、家族愛や友情などを描いた「大ちゃん、だいすき。」。07年6月に完成し、子供や保護者向けに公共施設や小中学校などで上映されたが、事件で中止となった。【和田武士】 【関連ニュース】 【写真特集】酒井法子被告:「薬物というものに、自分の弱さで負けた」謝罪会見(09