麻生太郎首相は26日夕、北朝鮮のミサイル発射基地への先制攻撃を想定した敵基地攻撃能力について「一定の枠組みを決めた上で、法理上は攻撃できるということは昭和30年代からの話だ」と述べ、法的には可能との認識を示した。ただ、能力を保有すべきかどうかには言及しなかった。首相官邸で記者団に答えた。 自民党内には、北朝鮮の核実験を受け、攻撃能力の検討を促す声が出ているが、首相の発言はこうした動きを後押しすることになりそうだ。 【関連ニュース】 ・ 〔特集〕ミサイル防衛 ・ 〔写真特集〕陸・海・空で活躍 世界の特殊部隊 ・ 〔写真特集〕戦車・艦艇・航空機など世界の軍事力 ・ 〔用語解説〕「北朝鮮の核開発」 ・ 円、94円台後半=ミサイル発射は材料視されず