キヤノンの新製品「PIXUS MG6130」エプソンの新製品「EP―803AW」 家庭向けのプリンターが、インターネットへの接続機能を強化している。メーカー各社は、主力のインクジェット式で無線LANに対応した新機種を相次いで発表。飽和気味の国内市場で、パソコンだけでなく、人気のスマートフォン(多機能携帯電話)から印刷する需要の掘り起こしをねらう。 「国内2強」の一角、キヤノンは9日発売した「ピクサス」シリーズで、無線LAN対応の3機種をそろえた。パソコンとつなぐケーブルがいらず、置き場所を選ばないのが売り。米アップル製のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」や新型端末「iPad(アイパッド)」などから直接印刷できるのも特徴だ。 昨年からアップル製品に対応していたが、新機種は今後普及が見込まれる米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を組み込んだ機器にも接続できるよう