記事一覧 地中から台座発見の胸像を再建 福井大に70年ぶり關盛治氏像 (2014年11月4日午前7時10分) 關盛治氏の胸像の完成を喜ぶ出席者=3日、福井市の福井大文京キャンパス 福井大工学部の前身、福井高等工業学校で初代校長を務めた關盛治(せき・もりはる)氏の胸像が、70年ぶりに再建され3日、福井市の同大文京キャンパスで披露された。同学部の卒業生でつくる「福井大学工業会」が、構内の整地工事中に台座が見つかったことを機に、關氏を慕う当時の卒業生の思いをくみ建立した。 關氏は1923年に校長に就任。「教育は熱なり、愛なり、感化なり」を信念に落第制廃止などに取り組んだ。校長辞任のとき、学生らが連名の留任嘆願書を文部省(当時)に持参し陳情するほどの厚い信望があった。 關氏死後の34年、卒業生が銅製の胸像を現在よりやや南側にあったという正門付近に建立。しかし戦中、政府の金属類回収令で44年に胸