来年2月末で東海道区間(東京ー新大阪)から引退する「新幹線500系」。1日1回の東京駅入線に大勢の鉄ちゃんが集まる=21日午後、JR東京駅(奈須稔撮影) 21日午後0時13分、来年2月末で東海道区間(東京−新大阪)から姿を消す、新幹線500系が博多から到着すると、大勢のファンや子供たちが、速さを追求したくさび形の車両を取り囲んだ。東京駅で1日1回繰り広げられる、折り返しまでの17分間の“ショータイム”だ。 500系は国内で初めて最高速度300キロの営業運転を実現した。最新型のN700系が導入された現在も「男前」と人気が高かったが、細長い先頭部にドアがないなど利便性の悪さが指摘されていた。 引退後は山陽区間(新大阪−博多)で「こだま」として運転される。